可能性は感じるけどプロトタイプのようでもある『乖離性ミリオンアーサーVR』をプレイ

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発売日に購入していましたがプレイするのを忘れていた『乖離性ミリオンアーサーVR』をプレイしました。

ゲーム概要

ゲームモードは「ストーリーモード」と「バトルモード」があります。バトルモードは強敵との戦闘に特化したモード。ストーリーモードは全10章あり、メインのゲームモードと言えます。

 

全10章ですが、章ごとにチャプター分けされています。1章なら1-1から1-10まで10チャプター、2章なら2-1から2-8まで8チャプター、3章なら3-1から3-7までの7チャプターという具合。

チャプターごとに戦闘があるわけでなく、むしろ読むだけのチャプターのほうが多いです。1章は10チャプター中の戦闘は4回、2章は8チャプターすべてが読み物、3章は7チャプター中の戦闘が1回です。つまり、戦闘がめっちゃ少ないです。

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カードバトルのゲームですが、雑魚戦はありません。ストーリーイベントを読み進めて、戦闘のあるチャプターでは同じ敵と1~3回戦ってクリアという具合。

読むだけのチャプターも読み終えると騎士カードが2枚貰えます。例えば2章なら読むだけで章クリアとなり、騎士カードも16枚入手できる。

 

ストーリーイベントはVR世界内の2Dモニタで読みます。フルボイスで紙芝居的な絵はありますが、「読み物」という印象。

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数はとても少ないですがVRイベントもあります。

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戦闘

味方は自分を含めて4人パーティーです。他3人はオートバトルなので、ターンごとに自分の使用カードを選ぶだけのシンプルなバトル。

 

カードを使うための「コスト」があり、1ターン目は3/3、2ターン目は4/4、3ターン目は5/5という具合に増えていく。

各カードには使用コストが設定されており、コスト枠の範囲内なら1ターンに数枚のカードを使用できる。例えば1ターン目はコスト枠が3なので、使用コストが1と2のカードを同時に使用できる。

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VRならではの迫力があり、仲間キャラクターの存在も身近に感じられる。VRはコマンドRPGなどにも向いているんじゃないかと思いました。激しい視点の動きもないですし。

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敵が自分に向かって斬りかかってくるのが怖いくらい迫力があり、ゲームとしての大きな魅力になると思った。例えばファイナルファンタジー10で、キャラクターの中の1人の視点でゲームを見れば、迫力や臨場感が全然違うと思う。

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ロードが多くて長い

気になるのがロードの多さと長さ。

拠点から「バトル」を選ぶとロード→ストーリーセレクトからチャプターを選択するとロード→デッキ編集画面から次に進むとロード→ストーリーを読み進めて戦闘前にロード→戦闘後にロード→ストーリーを読み終えてロード→騎士カードを貰ってロード→ストーリーセレクトに戻るというサイクル。1回のロードが長いのに、やたらと長いロードを挟むことになる。

 

読み物 > ロード > 戦闘
くらいの時間の使い方。

試行錯誤の段階か

3Dキャラクターのモデリングは中々良くて、アニメキャラクターと同じ世界にいる感覚は凄い。アニメ好きなら感激するようなものなのじゃないかと思う。戦闘も迫力があってVRの魅力が生きている。

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VRゲームとしては、2Dの読み物がゲームの大半を占める状態で、次にロード、戦闘はオマケぐらいのポジションになっている。2Dの読み物とロードが多すぎて、VR世界の没入感は大幅に削がれてしまうし、ゲームとしての楽しみどころも少なく感じる。

 

プロトタイプのVRゲームのようでもあり、とりあえず戦闘をちょこっとVR化してみて、VRイベントもちょこっと作ってみた感じ。VR化されている部分は魅力があり、可能性は感じるけど全体としては未完成な印象。

 

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