北米PS Storeのセールを見ていたら気になったので購入した『The Technomancer』。通常価格$39.99のところが$9.99でした。
興味を引かれる世界観
人類が入植して数百年が経った火星が舞台のSFアクションRPG。ミュータント化した人が差別を受ける社会で、テクノマンサーという能力者が火星社会を管理していた。主人公もテクノマンサーなのですが、テクノマンサーに関する重大な秘密を知ってしまい、追われる立場になるというもの。
基本操作
3つのバトルスタンスがあります。R1を押しながら対応するボタンで選択。
R1+□:ウォーリアー
R1+△:ローグ
R1+〇:ガーディアン
R1+×:解除
□で通常攻撃、△で特殊攻撃、〇で回避は共通。R2が各スタンスの固有アクションであり、ウォーリーは範囲攻撃、ローグは銃撃、ガーディアンはシールドという具合。
R3でロック。右スティックでロックする敵の切替。
『ロード オブ ザ フォールン』のような重めのアクションですが、スタミナシステムは無い。攻撃や回避をしまくってOK。
L1を押すとスキルをセットする画面が開く。L2を押しながら〇×△□に割り当てます。回復薬はセットしておいたほうが良いです。
スキルの使用もL2+対応するボタン。
非戦闘時は×ボタン長押しでダッシュ。
方向キー上でマップ画面へのショートカット。
方向キー左でスキル画面へのショートカット。
方向キー右でジャーナル画面へのショートカット。
方向キー下で装備画面へのショートカット。
宝箱や倒した敵をサーチした時は×で個別にアイテム入手、□で全部入手。
倒した敵に対して△ボタンを押すとセーラム(お金の役割)をドレインするが、人型の敵は死亡してしまいカルマがマイナスされる。昆虫系の敵からはドレインしても問題ない。
オープニングのミッション後、2人のコンパニオンを連れて3人パーティーで戦います。
全体的に二線級だけど.99なら満足
アドベンチャーパートでは『マスエフェクト』や『Fallout』、アクションでは『ロード オブ ザ フォールン』らのソウルライクなゲームに影響を受けつつも、全体的にクオリティは低い。メタスコア60点(38件)、ユーザースコア6.7点(121件)も納得なのですが、これらは$39.99で期待して購入しての素直な評価かと思う。二線級なのを承知して$9.99で購入すると「意外と面白い」と感じるパターン。
戦闘は重いアクションで、敵の動きは単調。攻撃、回避、ガード、回復をシンプルに管理するわかりやすさがあり、1つ1つの操作に手応えを感じるアクション。自分の好きな戦闘スタンスを見つけてスキルを強化していくのも楽しい。
グラフィックはムラがあり、良いところもあるけど旧世代感が出ているところも目立つ。キャラクターの演技もチープさと不気味さがある。でも不気味さは独特の味にもなっていて悪くない。AAA級の世界を描こうという努力は感じられ、小さくまとまってはいない。良いところを切り出してトレーラーを作ればAAA級のゲームに見えると思う。
『マスエフェクト』や『Fallout』みたいに非戦闘でのクエストや探索もありますが、テキストが多いので言語の壁は高い。
「カリスマ」や「サイエンス」の値によって特別な選択肢が出るのは『Fallout』にもありますね。
AAA級のゲームに影響を受けて大作を作ろうとした意気込みは感じますが、それらには及んでいない。でも全てがチープというわけでもなく、凄さを感じるところもある。同じ開発会社の前作『Bound by Flame』から大きな成長が見られ、2018年にリリース予定の『GreedFall』もプレイしてみたくなった。

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