2017年4月26日にDMMのPS4アプリがPSVRに対応し、DMM.comとDMM.R18のVR対応動画がPSVRで視聴可能になりました。DMMのVR動画の売上が急激に伸長したようです。
PS VR対応で売上倍増
今月7日に「VR業界の現在と未来」というパネルディスカッションが実施され、DMM.comの動画事業部長・山本弘毅氏がVR動画の売上に関して語っていました。
- 2017年4月26日のPSVR対応後に売上が急激に伸長!
- 2017年5月の売上はリリース月の約4倍に!
- 2017年3月売上で1億円を超え、2017年5月で2億円を超えてきている。
- DMM VRでのPSVRユーザーは約3万人。
- 今までで一番売れている作品で5,000万円以上2,000万円以上で売れているタイトルが5タイトル以上。1,000万円以上売れているタイトルが10タイトル以上。
「2017年5月の売上はリリース月の約4倍に!」とのことですので、グラフを見た感じだと、リリース月が約6,000万円、2017年5月が約2億4,000万円となります。
2017年4月26日にPSVRに対応しています。ゆえに4月下旬からPSVRの影響を受けて伸びていることになります。PSVRに未対応だった3月の売上が1億2,000万円に満たないくらいですので、PSVR対応して売上が倍増したということになります。
4倍というのはリリース月から見てという話ですので、PSVR未対応の3月時点で既に2倍になっており、PSVRの効果としては3月と5月を比較して2倍。
実のところPSVRだけの力というわけではなく、SODクリエイトが高品質のアダルトVR動画を2月下旬頃から提供し始めたのを筆頭にコンテンツが充実していったということも大きい。ソフトに勢いが生まれたところにタイミング良くPSVR対応でブレイク。ゲームハードの週販でも同じですが、良いソフトとハードの新型or価格改定が組み合わさってブレイクする。
周辺機器は早々に廃れてしまうこともありますので、PSVRが生きるサービスが好調というニュースは嬉しい。そして、PSVRに対応して売上が急激に伸長したとなれば、他のVRサービスがPSVRのほうを向きやすくなるかと思います。
ゲームは
2017年6月22日リリースの『Farpoint』が初週17,100本売れたのはPSVRの最高記録でした。シューティングコントローラーも良い物ですので、火が消えないうちに『Arizona Sunshine』の国内リリースにも期待したいです。
VRのゲームは面白いタイトルが多いのですが、PSVRのアイコンとなるようなタイトルが控えていないのは心配なところ。『GT Sport』はVR対応ですが「VR Tour mode」という限定されたモードということですので、メインで遊べるほどのモードではないのかと思います。
個人的にはシューティングコントローラーに魅力を感じていますので、『Farpoint』『Arizona Sunshine』に続く対応タイトルが欲しい。

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コメント
>>jijyさん
VR INSIDEでVR180の記事を読みました。
普及しやすそうなシステムですね。180度になる分、高画質。制作もしやすい。
360度3DこそVRの魅力だと思っていましたが、制作環境やハード性能の難しさも見えています。まずは180度3DのVR180が安定してコンテンツを提供してくれるのかなと思います。
ライブストリーミングも可能とのことで、個人でも180度3D映像が配信できるレベルになりそうです。
Google/YouTubeが発表したということもあり、VRにとって大きな存在になるのは間違いなさそう。
VR180で高画質3Dの動物動画をYoutubeで見てみたいです。
PSVRユーザーとしてDMM対応は、インパクトがありました。
Google/YouTubeが発表した新しいフォーマットであるVR180が、PSVRをサポートするということで、DMMも対応してくるんじゃないかと予想しています。
映像コンテンツだけでなく、ゲームでも180度だけカバーするのが出てくるのか気になるところです。