プラットフォーム・ゲーム『Shu』をクリア

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ソフトリリースが少ないE3開催週にリリースされた『Shu』(1,350円)をクリアしました。プラットフォーム・ゲームです。

基本操作

L1/R1 グライド
/ 仲間のパワーアクション
× ジャンプ
左スティック ムーブ

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とてもシンプルな操作。ゲームシステムもわかりやすく、純度の高いプラットフォーム・ゲームです。プラットフォーム・ゲームとは、キャラクターをジャンプさせて足場から足場に跳び移ったり、障害物を跳び越えたりして進むゲーム。

 

純度が高い、というのは本当にジャンプでの足場移動や障害物の回避に徹したゲームであるから。敵との戦闘はありません。

 

2Dの横スクロールで、画面右端に到達すればクリア。コイン集め、バビー集め、壁画集めの収集要素もある。基本となるのがコイン集めで、集めた枚数によってブロンズ/シルバー/ゴールドの評価に分かれる。そこそこスピード感のある中で、チャリンチャリンチャリンとコインを拾っていくところは『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』を彷彿とさせる。

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L1/R1のグライド操作も基本となる操作。ジャンプ中にグライドすると飛距離が伸びるし、風の流れている場所にグライドで乗ると、風に流されて勢いよく移動できる。

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シンプルなプラットフォーム・ゲームで単調になりやすいかと思いきや、各ワールドに2人の仲間がいて、合流すると特殊なアクション(/)が使用できる。これが各ワールドの個性になっていて、単調さはないです。$11.99/1,350円ですけど、各ワールドのデザインに力が入っている。

5つのワールドがあって、1つのワールドが2~4ステージ。全クリアまで約2時間でした。

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歯応えのある難易度

プラットフォーム・ゲームは最も人気があったジャンルで、1998年には15%のシェアがあったらしい。それが2006年には2%になったとのこと。今も存在するジャンルですが、少し古いジャンルという印象もある。『Shu』もクラシックな魅力を意識しているように思います。

 

『Shu』は中々歯応えのあるゲームです。ただ、それは「今のゲームと比べて」となるかと思います。アーケードアーカイブス、VC、セガ3D復刻アーカイブスなど、レトロゲームを最新ハードで普通にプレイできる環境がありますが、そういったレトロゲームの中でなら『Shu』は易しい部類に入ると思います。クラシックなゲームっぽさを持つ『Shu』ですが、現代的な易しさもある。

 

残機を失うとステージの最初からというところは良くも悪くもといった感じ。これが良い緊張感を与えてくれるけど、フラストレーションが溜まるところでもあります。

 

残機は5機あり、細かく設定されているチェックポイントに到達すると全機回復する。ですので、チェックポイントから次のチェックポイントまでに5機を使い切らなければ良いです。しかし、その短い区間の中で5機を使い切らせる難易度はある。私は全クリアするまでに3回ゲームオーバーになりましたし、最後の1機でギリギリ次のチェックポイントに到達したことが5回以上はありました。

残機を失うとステージの最初からですので、絶対にミスできない最後の1機での緊張感が半端じゃない。文字通りの手に汗握るプレイで、チェックポイントに到達する喜びは大きな魅力。反面、ゲームオーバーになってしまうと、心が折れそうになります。

わかりにくいところもある

プラットフォーム・ゲームとして、とても良く出来ています。メタスコアも高評価です。ジャンプやグライドで足場を飛び移るという楽しさと心地良さを感じられる。

 

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問題点は、少し仕掛けがわかりにくいところがある。わかりにくいせいで初見殺しみたいになっていたり、死に方に納得できないようなところはフラストレーションが溜まる。それほど多いわけではないですが、ゲームオーバーのペナルティが大きいので、残機1の攻防の中で理不尽な殺され方をすると、楽しい気分に水を差されます。

 

各ワールドで巨大な敵に追われる場面があります。ここが難しいところ。ゆっくり考えている時間がなく、1回の操作ミスや判断ミスでアウトになる難易度。残機5を一気に使い切ることもあります。歯応えがあるから打開した時の達成感も大きいですが、「ちょっと難しすぎるよー」と思うこともあった。

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クリア時のトロフィーは43%でした。「すべてのレベルで100%メダルを獲得。」というのがあるので、プラチナトロフィーは難しそうです。

 

ダウンロード専用ゲームは北米版と同価格であることが多いですが、『Shu』もそうです。$11.99/1,350円なので$1=112.5円。2017年に入ってからドル円は108~118円。相場通りの価格設定。

メタスコアの高い評価にも納得できる良作のプラットフォーム・ゲーム。前半はスイスイ進めて心地良い楽しさ。ワールド4からは難しくなり、難所の緊張感と打開する面白さがあります。死にゲーということを理解したうえでプレイしたほうが良いでしょう。

 

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