『Albedo: Eyes from Outer Space(アルベド:アイズフロムアウタースペース)』(1,500円)の日本版をクリアしました。北米版のプラチナトロフィー攻略をしているので、ストーリーを確認するためのプレイでした。
ローカライズ
日本語テキスト、日本語音声に対応。
決定ボタンは×です。このゲームはゲーム中の決定ボタンが□ですので、メニュー画面の決定ボタンが×でも〇でもあまり関係ない。
トロフィーの内容は北米版と同じですが、別ゲーム扱い。北米版でプラチナトロフィーを獲得したアカウントでも、日本版のトロフィーを新規で獲得できます。
プラチナトロフィー攻略
北米版の攻略記事を日本語版の表記に書き直しました。
スピードランをすると2時間未満でプラチナトロフィーが獲得できるゲームです。
60年代のSF映画な奇ゲー
ゲームの感想としては旧ブログで書いた北米版の感想と同じです。
60年代のSF映画の雰囲気が、このゲームの大きな魅力。60年代のSF映画と言われて何1つタイトルが浮かびませんが、このゲーム雰囲気は「それっぽい」と感じます。遊んでいて不思議な感覚に浸れる。ビジュアル的・技術的なチープさもハマってしまう。
基本的にはパズルを解いて進むアドベンチャーゲームです。少しだけアクションの戦闘もあります。FPSの要素は全体で5分くらい。オマケ程度の存在です。
パズルの質は良いとは言えなくて、仕掛けに説得力がありません。「なんでこの作業してるんだろ?」っという作業が多い。
パズルゲームらしいパズルも5つほどあります。
基本の操作システムとUIが少し変わっていて、慣れるまで少し時間がかかります。北米版から久しぶりのプレイとなりましたが戸惑いました。□ボタンがメインの決定ボタンというボタン設定も珍しい。一般的なゲームの操作と比べると、操作性とUIはかなり悪い。意図的にやっているのか、それなりに最適化をしようという意識があったうえでこれなのかはわかりませんが、特殊です。この操作性・UIを受け入れられるかどうかが大きな分かれ目。個人的には奇抜さを楽しめましたが、万人受けしないでしょうし、海外評価が低い理由の1つになっているだろうなというのはわかります。
今回、日本語になったことでストーリーが理解できました。英語版でプレイした時にふんわり感じ取っていたストーリーのイメージと大体同じ。序盤、中盤はストーリーに動きが少なくて、脱出を目指すだけという感じですが、終盤になるとストーリーが急展開になる。ストーリーを楽しみたい人にとっては中盤まで退屈だと思う。
ボリュームの大きいゲームではないですが、シンプルにまとまっており、SFらしい驚きもあるストーリーで良かったです。
メタスコアは、このゲームらしさがあります。PC版は66点(6件)ですが、80点以上が半数の3件。でも残り3件が60点/60点/47点。PS4版が55点(4件)。75点/65点/40点/40点という具合。PC版は70点台がなく、PS4版は50点台がない。どちらも上下の差が激しくて、平均点にあまり意味を感じない。個性が強いゲームで、好きな人は好き、嫌いな人は大嫌いというゲーム。『レッドシーズプロファイル』みたいな評価です。
海外インディーゲームのローカライズとパブリッシングを行っているクロスファンクション。まさか『Albedo: Eyes from Outer Space』をローカライズ、しかも日本語音声対応とは驚きました。今後もどんなタイトルがセレクトされるのか読めませんので注目です。