システムソフトウェア バージョン4.50は大きなアップデートになりそうです。外付けHDDに対応とPS4 Proのブーストモードが気になるところです。
1.外付けハードディスクドライブの拡張ストレージ化
外付けHDDにアプリケーションをインストール可能になります。最大8TBに対応しているとのこと。
・USB3.0以上
・250GB~8TB
USB2.0には未対応。容量は250GB以上なのでHDDなら問題ないでしょうけど、SSDは低価格の物を意識すると低容量になって未対応品を購入してしまう可能性がある。
簡単にHDDを増設できるようになるため「HDD1TBモデル」とか、今後は本体のバージョンをごちゃごちゃに増やさなくて良くなるのかなと思います。
USB3.0(3.1)による転送速度の向上=ロード時間短縮効果は、あまり期待できないかもしれない。規格上はUSB3.0(3.1)となっておりますが、実際に高速USBメモリーで動画等のやりとりをすると、かなり遅いですからね。その辺も上手くアップデートで対応してくれている可能性もありますが。
2.クイックメニューの操作性を改善
クイックメニューとはPSボタンを長押しした時に表示されるメニュー。パーティーの作成や参加などの機能に、よりアクセスしやすくなるとのこと。
3.お知らせのリニューアル
現在は画面左に「新着」「お知らせ」「招待」「ゲームアラート」「ダウンロード」「アップロード」などとメニューが分かれていますが、このメニュー分けが廃止となり、全てまとまった1つの「お知らせ」になるようです。特定の項目を非表示にしたりのオプションはあるようです。
4.スクリーンショットをホーム画面や機能画面の背景に設定可能に
ゲーム中に撮影したスクリーンショットを壁紙として使えるようになる。
スクリーンショットはTwitterへのSHAREでよく使いますが、お気に入りのスクリーンショットの使い道がこれで増えますね。良い写真が撮れたら壁紙するというのが撮影のモチベーションアップに繋がりそう。
5.アクティビティーに直接テキストまたはスクリーンショットを投稿可能に
アクティビティーは「What’s New」に表示されるもの。フレンドが「こういうトロフィーを獲った」「〇〇をプレイした」「SHAREでこういう投稿をした」ということを表示してくれる。
ホーム画面の良い位置を独占していますが、正直、PS4購入時からほとんど有効に使えていませんでした。ここにテキスト入力欄が表示されるようになるとのこと。そこから「テキスト」の投稿、「スクリーンショットを追加」、「ゲームにタグを付ける」、「プレーヤーにタグを付ける」が行なえるようになる。これは大きな追加要素かと思いました。返信しやすい環境になれば、コミュニケーションの場として活気が出てくるかもしれない。それでも既存のSNSとの競争は厳しいか。
Steamのレビューシステムみたいに、個人ががっつりレビューを書ける場がほしい。そういうのがアクティビティーに表示されたら読みたいと思う。
このアクティビティーにアニメ―ションGIFを投稿可能にもなるようです。
6.パーティー作成後にパーティーの公開/非公開を変更可能に
パーティーを作成したあとでも、パーティーの公開/非公開を変更できるようになります。
7.PS VRがBlu-ray 3D™コンテンツに対応
PlayStation®VRでBlu-ray 3D™コンテンツを楽しめるようになるとのこと。
8.PS4 Proのブーストモード
話題になっている機能。PS4 Proは今までは対応タイトルのみでしか性能を発揮できませんでしたが、このブーストモードをONにすることで非対応タイトルでもフレームレートの向上など、高品質なゲームプレイを楽しめるようになる場合がある。
PS4 Proにとっては劇的な追加要素で、その価値を大きく高める可能性があります。今までの限られたPro対応タイトルだけでなく、全てのタイトルで性能を発揮する機会が与えられた。フレームレート可変式のゲームか、固定60/30fpsでも不安定だったタイトルで効果が見られるかと思います。
「フレームレートの向上など」ということですが、どうやらロード時間短縮効果もありのようです。Youtubeに『FF15体験版エピソード・ダスカ』での比較動画がアップされていますがBoost ONだとロード時間が短縮されていました。
この動画はHDDでの比較ですので、これをSSDやSSHDにしたらもっと大きな差が確認できるかもしれない。
フレームレートだけだと効果が見られるタイトルは限られてくるでしょうけど、ロード時間にまで反映されるとなると、多くのタイトルで効果が確認できるかと思います。
他にもYoutubeにBoost Modeでのプレイ動画がたくさんアップされている。
PS4 Pro発売前から『inFAMOUS Second Son』のようにフレームレートを30fps固定にするか可変にするかをオプションで選択できるゲームがありましたが、こういう仕様が増えてくるかもしれない。
この機能に関しては、北米Blogでも日本Blogでも告知ページに記載しておらず、あくまでメインはスタンダードモデルという意識を感じます。Proは目立つ推しをしないもよう。
現在はβテスト中で正式な配信日は未定ですが楽しみです。
PlayStation 4 Pro ジェット・ブラック 1TB (CUH-7000BB01)
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コメント
非常に参考になりました!
新作タイトルを購入しても、いつも容量が足りなくて削除しなければならず、非常に面倒でしたが、これで解決されそうです。
>>タバッミミさん
情報ありがとうございます。
1台のみとなると外付けは最大8TBですね。後々たくさんインストールする予定なら最初に大きいのを購入しておかないと、ということになりますね。
追加情報です。
複数の拡張HDDは同時接続不可でした。
複数のHDDを拡張HDDとして登録は出来ますが、本体にマウントしておけるのは1台だけ。切り替えるには一旦アンマウントして別の拡張HDDに接続する必要あり。
なので拡張HDD同士での直接データ移動は仕様上できませんね。あまり細々した容量を拡張HDDにするのは実用的ではなさそうです。
>>タバッミミさん
情報ありがとうございます。
「本体→拡張、拡張→本体は制限なく移動できる」ということで、内蔵はSSD/SSHD、外付けは大容量HDDという使い方で安定しそうですね。
内蔵を2TBのSSDに買い替える予定でしたが、これなら先に外付け用のHDDを購入したいです。
拡張(外付け)HDDのあつかいですが、
・拡張HDDは専用規格で全体フォーマットされる
・本体→拡張、拡張→本体は制限なく移動できる
・パッケージ版のゲームデータ/アップデートデータも移動可能
・セーブデータ、テーマ、キャプチャデータは拡張に移動・保存はできない
・拡張にゲームを移動してHDDを取り外すとそのゲームはホームメニューには残るが<!>がつき起動はできない
というのをベータ版で確認しました。
未確認なのは
・複数台のHDDを接続、利用できるか
・本体HDDを介さず複数台の拡張HDD同士でデータ移動ができるか
といったところです
Pro発売前に出たタイトルの積みゲーが結構あるので
劇的な効果があるかわかりませんがブーストモードは嬉しい