2016年11月29日に北米Storeでリリースされた『Pinball FX2 VR』($14.99)。「VRでピンボール?」というところが気になって購入しました。
3種の台で遊べる
このゲームは$14.99で購入できますが、プレイできる台は3種類です。
- MARS
- EPIC QUEST
- SECRETS OF THE DEEP
DLCで台を追加することができる。
- BIOLAB
- PARANORMAL
- EARTH DEFENSE
- CASTLE STORM
- WILD WEST RAMPAGE
- THE WALKING DEAD
ゲームルーム風になっており、台を置く場所が3ヵ所ある。好きな台を設置することが可能ですが、デフォルトでは3種類の台しかないのでそのまま。
ピンボール
VRなので目の前にピンボール台がある感覚。ピンボールという昔ながらのゲームをVRでリアルに再現するのは面白い。そして「VRでピンボール?」という疑問はすぐに解消されました。TVゲームのピンボールじゃなくて、リアルなピンボールで遊べる感覚がすごい。
VRならではの演出もあり、『MARS』であれば部屋の中に惑星や人工衛星が浮いていたり、ロボットが台の周りを歩いたり宇宙船が飛んでいたりする。そういったオブジェクトがボーナス演出で反応したり、ミスすると宇宙船が墜落したり、部屋中がピンボールの世界として演出されます。
『SECRETS OF THE DEEP』であれば、サメが部屋の中を泳いでいる。
『EPIC QUEST』に出てくる騎士は少し不気味です。「見られている」という感覚がリアルに伝わってくる。このゲームは台を揺らすという操作がありますが、騎士が台にもたれかかっている時に揺らすと、ちゃんと反応します。
存在感がリアルなだけで、ゲーム自体はピンボールそのまま。「わざわざVRでピンボール作らんでも……」と思ってしまいますが、実際にやってみると、VRならではの仮想現実の世界にピンボール台がリアルな存在感を醸し出しており面白い。これはアーケードゲームなどでも使える面白さかと思いました。VRであればゲームだけでなく、ゲームセンターの雰囲気までも再現できそうです。
VRの新たな方向性を感じたというか、ピンボールやアーケードゲームやボードゲームなどで、仮想現実ならではのリアリティでプレイすることにも魅力を感じます。