桐生一馬伝説、最終章『龍が如く6 命の詩。』クリア後の感想

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桐生一馬伝説、最終章『龍が如く6 命の詩。』をクリアしました。PS4独占になり基礎部分が大幅パワーアップしつつも、ブレない龍が如く。

実に龍が如くらしいストーリー

キャッチコピーが「桐生一馬伝説、最終章」である本作、集大成的な作品でもあります。

 

ストーリーは実に『龍が如く』らしくて面白かった。物語の起伏が大きくて、二転三転する物語に驚けます。登場人物も秘密を抱えた人物が多くて謎めいている。細かいところが腑に落ちなかったり、ツッコミを入れたくなるところもありますが、龍が如くにおいては今更言うほどでもない要素かもしれない。

過去作で見たような展開がいくつかあり、もはや本気なのかネタなのかわからないところもありましたが、そういうところも『龍が如く』らしい。そういう意味じゃラストは予想通りの展開でもあって、らしいと言えばらしいけど、安易と言えば安易。

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桐生一馬がめちゃくちゃ恰好良くて、名場面がいくつもありました。こんなにも主人公に恰好良さを感じるゲームは他にない。桐生一馬の生き様や恰好良さが十二分に描けていました。

サブストーリーも最終章

サブストーリーも笑わせてくれたり泣かせてくれたりしました。本当に龍が如くのサブストーリーは面白い。おふざけのサブストーリーと思わせてホロっとさせるのが上手い。

 

「桐生一馬伝説、最終章」ですが、過去作のサブストーリーに出てきたキャラクターが今作にも数人登場し、彼らのストーリーも最終章を迎えたようで感慨深さもあり、寂しい気持ちもありました。

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メインストーリーもサブストーリーも龍が如くらしくて良かった。10回以上は笑い、5回以上は泣いた。

PS4独占で基礎が大幅パワーアップ

体験版でわかっていたことですが、マップの繋ぎ目がほぼ無くなりました。オープンワールドらしい作りになった。グラフィックも大幅に向上しています。AAが効いていないところもあってジャギーが目立ったリもしますが、マップの繋ぎ目がなくなったこととグラフィックの向上が大きいので、ささいな問題です。

育成が面白い

基礎がパワーアップしつつも、基本的にはいつもの龍が如くではあります。今作は育成の自由度が高くて面白かった。経験値が「筋肉」「俊敏」「根性」「技巧」「魅力」に分かれていて、イベントの内容や食事によって得られる経験値の種類が違う。特にミニゲームと食事はプレイヤーが選べるので、必要な経験値を自分で選ぶことができる。

 

振り分けの自由度が高いので、自分好みの育成が可能。これがとても楽しかった。入手経験値に制限はないので、最終的にはコンプリート可能です。

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SHAREはプレミアムアドベンチャーのみ可能

龍が如くシリーズのSHARE制限は統一されていて、通常のストーリーモードはSHARE不可。クリア後のプレミアムアドベンチャーはSHARE可能になっています。面白いサブストーリーやミニゲームが多数あるので、SHAREしたいならメインストーリー中は寄り道を減らした方が良くもある。

ミニゲームが凄い

毎回そうですが、今回もミニゲームが凄いです。

 

今作は目立つのがいくつかあり、まずはクランクリエイター。ギャングチームみたいなチームを結成するモードで、ゲームとしてはRTS。

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『草野球チームを作ろう』みたいなやつ。町中で選手をスカウトして試合で育成。試合はパワプロやMLB THE SHOWにもあるような、試合の一部分だけを操作するシステム。選手交代も自分で指示します。これが一番ハマった。バッティングはバッティングセンターと同じシステムなので、バッティングセンターで磨いた技術が生かせる。

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FPSみたいな素潜り漁のゲーム。

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ライブチャットは、なんか生々しくてエロい。

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ゲーセンでゲームがプレイできますが『バーチャファイター5』なんかは、そのまま単品で販売できそうなクオリティ。ゲーム内のミニゲームというよりは、製品版がそのまま入っている感じでもあります。

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進化を続けてきた龍が如く

初代の発売日が2005年12月8日で、『6』が2016年12月8日。11年かけて「桐生一馬伝説、最終章」を迎えました。ゲームの基本システムやコンセプトが大幅にブレることなく、正統進化を続けてきたという印象の中、『3』と『6』が大きな進化をした時でもあったと思います。それぞれハードが切り替わったタイミングでした。

 

今作はハード切り替えとともに基礎が大幅に進化。ストーリーは良くも悪くも『龍が如く』らしいストーリーで、システムはマイナーチェンジして良いです。『龍が如く』シリーズ最新作として不満はほぼなく、思いっきり楽しめた。

唯一の不満というか引っかかりは、ストーリー終盤や一部の腑に落ちなかった点。いつもの龍が如くのストーリーで面白かったですが、これが桐生一馬伝説の最終章となると、ちょっと納得しきれないところもある。

 

1人の主人公で11年かけたシリーズものでしか味わえない特別な感動がありました。寂しさもありますが、きっちり最終章を迎えられて良かったと思います。龍が如くファンなら言うまでもなく「買い」ですが、ファンならば言われるまでもなく買っているのでしょうね。

 

龍が如く6 命の詩。 - PS4

龍が如く6 命の詩。 – PS4

 

コメント

  1. 匿名 より:

    管理人さんのゲームに対するスタンスには凄く共感できます。
    ゲームのネガティブな部分を強調して面白おかしく記事にしてるゲームサイトが多い昨今、ゲームの面白かった部分を優先的にすくい上げて記事にしているこのサイトは、自分の中でオアシスのような存在になっていますw
    たまに変な輩が絡んでくることもあるでしょうが、「ゲームが楽しい」というその気持ちをシェアしていく今のスタイルを変えずに頑張ってほしいなと、1読者として陰ながら応援しております。

  2. Hamasukei より:

    たしかに私のブログは紛らわしいところがあると思います。カテゴリ名にレビュー・感想と書いてあるので、レビューでもあるのですが、まずゲームを楽しんで生の感想を書くというのがモットーですので、批評家目線で全ての要素をチェックして批評することは滅多にないかと思います。
    ゲームを批評するためのプレイじゃなくて楽しむというのが前提なので、自然と楽しい部分を強く感じ、楽しくない部分はあまり気にしないというプレイにもなり、好意的な感想になりやすいと思います。
    Twitterやブロードキャスト配信でゲームを楽しんでいる人を見ると、自分もよりゲームを楽しみやすくなる。ゲームの楽しみ方なんて知っていて当たり前だと思っていましたが、そうでもなかったのかと気づきました。ですので批評よりも楽しみ方を見せてくれている人に魅力を感じ、自分もそういう方向性に変化してきているのかもしれません。
    FF15、人喰いの大鷲トリコ、龍が如く6 命の詩。どれも熱中できて最高に楽しめました。1本ぐらいハズレがあるかとも思っていたが、そんなことはなかった。8月にブログを休んだ分の余裕を、FF15の延期もあってこの期間に集中させましたが、その価値がありました。自分史上最もゲームを楽しんだ2週間かもしれないです。

  3.   より:

    PS4・龍が如く大好評につき、やってもいないアンチ大発狂で酒がうまいです
    今回の成長システムはいいですね。特に料理で経験値が入るのは「最初からやっておけばよかった!」と開発チームがおもっているほどでしょう。だって、タイアップとしてもシステムとしても「より」成り立っているわけですから。
    また、極も0もそうですが、出会った人々との物語の延長としてサブゲームの活躍の場を用意してきたのは非常によいと思いました。私ごときが偉そうに言うことではありませんが、私含め世の中のほとんどは「サブゲームに出てくる一般人」なわけですから、そこに成長要素をおもいきり盛った今作はより「やり込みとしての価値」を見出だせるのは、コンセプトとして極まったなと思いました。
    しかし、彼の存在感は異常です。素晴らしいキャラクター・コンテンツですね。
    「カズマ君!次の舞台で待ってるぜ!」

  4.   より:

    削られた要素に関して指摘はしても
    言及されてない今作の新要素に関しては「ちゃんと載せろ!」って言わないのな?w

  5.   より:

    サブイベントのフルボイス最高ですね
    これだけでやる価値がありますね
    お使いじゃなくサブにもきちんとストーリが作られてるのは相変わらずですしその上フルボイスですから素晴らしい

  6. 名無し より:

    所持武器、将棋、ボーリング、パチンコ&パチスロ、カジノ、闘技場… 過去作でおなじみだった色んな要素がごっそり削られてるのに一切触れないのな。仮にもレビューブログだろ。

  7. nanasi より:

    ほんと暇すぎですねwww

  8. 匿名 より:

    サメのやつはオーシャンハンターかと思いましたが、それっぽいだけのようですね
    ゲーセンにあったので懐かしい

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