ゼルダの伝説風アクションアドベンチャー『Oceanhorn: Monster of Uncharted Seas』(北米版)クリア

2016年9月9日に北米PlayStation Storeで配信された『Oceanhorn: Monster of Uncharted Seas』($14.99)をクリアしました。

ゼルダの伝説風アクションアドベンチャー

元々はiOSのタイトルで、その時からゼルダの伝説風アクションアドベンチャーとして話題になっていたようです。評価も高くて、メタスコア85点(19件)。

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実際かなりゼルダの伝説に影響を受けており、ゼルダの伝説っぽいアクションとパズルで、パズルが成功した時の音なんかもゼルダっぽかった。

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操作はバランスが良かったです。基本攻撃は通常攻撃と回転斬り。R2でパリィを狙うことも多くて、ちゃんとアクションゲームの戦闘をしていました。弓矢や爆弾も戦闘で使いますが、わりと残弾に余裕があるので気兼ねなく使えて戦闘の幅が広がりました。

元々はiOSのゲームですが、物理ボタンのあるPS4版は遊びやすいと思います。

攻撃。長押しで溜めて回転斬り。
× ダッシュ。会話。調べる・押す。
アイテムの使用。
魔法の使用。
R2 盾。敵の攻撃にタイミングを合わせてパリィ。
方向キー左右 アイテムの選択。
方向キー上下 魔法の選択

ボスバトルもあります。

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日本語テキスト対応

iOS版、Steam版も日本語対応しており、PS4版も日本語テキストに対応していました。

翻訳は問題ないですが、改行がおかしいところはあります。ウインドウの表示に最適化されていないというか、1文字だけ次のウインドウに表示されたり。ちょっと気になる程度で大きな問題ではないです。

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音楽にはFFの植松伸夫さんとロマサガの伊藤賢治さんが参加

ゼルダの伝説風ということの他に、FFの植松伸夫さんとロマサガの伊藤賢治さんが参加していることも話題になっていたようです。

オープニングでスタッフが表示されますが、一番最初がプロデューサーでもディレクターでもなく音楽の植松伸夫さんでした。

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音楽はカッコ良すぎるところがあり、それほど因縁のないボスバトルでも音楽が高ぶり過ぎているほどでした。印象的なのは、〇〇〇〇〇の影との戦闘中に流れるBGMで、ロマサガっぽかったので伊藤賢治さんかと思いました。

くどくなくてテンポ良し

島を巡るようなゲームで、1つの島で目的を果たして次の島へ向かうというスタイル。1つの島は大きくなく、探索も30分くらいで終わるところが多いです。ダンジョンもわりとあっさりしている印象。しつこさがないのでダレることなくプレイできました。

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島と島の移動は、マップ画面で目的地を選択して船で自動移動。自動移動ですが、暇つぶし程度のシューティングゲームが遊べます。目的の島は自由に選べますので1本道ゲームではないです。メインストーリーに関係ない島もあります。

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正統派のアクションアドベンチャー

クセのない正統派のアクションアドベンチャー。アクションとパズルのバランスも良いですが、一部の謎解きがわかりにくいところもあります。

PS4版のメタスコアは出ていませんが、ユーザースコアは18人ながら8.9点。アクションアドベンチャーとして減点要素が少ないですから高評価も納得。

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クリアまで6時間35分でしたが、まだまだ未探索の島もあり、達成度は45%。100%にするには12時間以上かかりそうです。$14.99という低価格ゲームですので、ボリューム的には悪くないと思います。

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ストーリーは天空の城ラピュタを彷彿とさせるところがありました。メインストーリーに関わる部分は要所でしか語られないので、さほどストーリーを意識してプレイすることは多くなかった印象です。

オープニングでは父が息子(主人公)を残して、謎の宿敵オーシャンホーンに立ち向かっているシーンが描かれる。オーシャンホーンとはどういう存在なのか、なぜ父が戦うのか、なぜ母は死んだのかなど、謎が多くて興味が引かれたオープニングです。

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主人公のデザインがイマイチ地味かと思いました。ゼルダの伝説っぽいゲームですから、どうしてもリンクと比較してしまってビジュアルに物足りなさは感じます。ゲーム内容的にはゼルダの伝説やJRPGっぽい雰囲気もあり、音楽も日本のトップクリエイターが担当していて日本受けしやすそうですが、ビジュアル面は受けにくそう。

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良ゲーという言葉がピッタリの良質なゲーム。良ゲーですが、ゼルダの伝説を上手に真似して作られているので、良くも悪くもクセや目新しさがないアクションアドベンチャー。iOSでは、こういうゲームが新規IPとして出てスマッシュヒットすることが驚きでもあったようですが、PCや家庭用ゲーム機ではさほどインパクトはありません。ストレスを感じることがない作りで遊びやすかった。

先月、続編『Oceanhorn 2: Knights of the Lost Realm』も発表されたようです。3Dゲームへと変わるという事で期待もあり不安もありですが、「1」が面白かったのでプレイしてみたいゲーム。

コメント

  1. ゼルダ好き より:

    これって北米版しかないのね…

  2. ななし より:

    面白そう
    ゼルダ新作出る前に買ってみるか

  3. @名無しさん より:

    見た感じ、風のタクトを意識してつくられていて面白そうですね。
    ゼルダを参考につくられたゲームで、前にここでも紹介されていたアイザックの伝説も楽しませてもらったのでこれも買ってみようかと思います。

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