カジュアルなドッグファイト『Strike Vector EX』(北米版)をクリア

北米PlayStation Storeで2016年8月30日にリリースされた『Strike Vector EX』($14.99)をクリアしました。

テキストは日本語に対応しています。翻訳はほぼ問題ないですが、「アントニオ」の名前が「アントニオの」になっている事と、敵を撃墜した時に「破壊された」と表示されるので、まるで自分が破壊されたように思えるところは気になりました。

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カジュアルなドッグファイト

ベクターという戦闘機による空中戦のゲームです。

いわゆるドッグファイトなのですが、ベクターはホバリング状態での攻撃&回避を多用するので、犬同士が尻尾を追いかけ合うようなドッグファイトとは少し違う。もちろん、追っかけることもありますが。

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操作性はカジュアル。ここも本格的なドッグファイトゲームとは違います。難しいクセもなく、プレイ開始から数分で慣れて、それなりに上手く操作できるようになりました。遊びやすいです。

L2 長押しで加速。
R2 武器攻撃。
武器は出撃前に設定可能で最大7種から選べる。 
L1/R1 L1が下降で、R1が上昇。
R3 ズーム。
× スペシャルアクション。
スペシャルアクションは出撃前に設定可能で最大8種から選べる。
近接攻撃だったり、回復だったり。 
回避。

一人称視点と三人称視点の切り替えも可能。デフォルトが三人称視点でしたので三人称視点で遊んでいましたが、終盤に入って一人称視点の方がやりやすいなと思って一人称視点に変更しました。

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自機の耐久力はHP制で通常はHP100、回復アイテムを拾うかスペシャルアクションで回復して最大HP150。回復アイテムを拾うと回復するのは敵機も同じ。ボスバトルでは敵機に大ダメージを与えると回復アイテムを拾いに行きます。同じ条件での戦闘が面白い。

短いけどストーリーが面白かったキャンペーンモード

キャンペーンモードは全15ミッションでクリアまで2時間もかかりませんでした。

ストーリーがちゃんと作ってあって面白かったです。昨日の敵は今日の友、もしくはその逆といった感じで、目まぐるしく自分の置かれている状況と敵が変わる。ストーリーはミッション中の会話で語られることが多いです。15ミッションが5チャプターに分かれており、チャプターの区切りでは紙芝居もある。

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ミッションの幅は広くなくて、スポーツゲームを繰り返し遊ぶような感覚でもありますが、各ミッション中にストーリーが語られるので退屈はしません。

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難易度は易しめです。15ミッション中の13ミッションは死なずに1発でクリア。死んだ2つのミッションのうち1つは事故死が1回。もう1つは脱出ミッションがあり、これだけは少し高難易度で10回は死んだと思います。この脱出ミッション中に一人称視点の方がやりやすいと気付きました。

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マルチプレイもあり

キャンペーンの2時間は短いもしれませんが、オンラインマルチプレイにも対応しています。6種類のゲームモードがありました。

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スクワッドバトルをプレイしてみました。シンプルな撃ち合いのチーム戦です。3対3での戦いとなりましたが、プレイヤーは私を含めて2機で、残りの4機はAIが担当していました。人数が足りない時はAIが担当してくれるんだと思います。

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2戦目は12対6で勝っていたのですが、接続が切れて終了しました。

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遊びやすい低価格の良ゲーム

定価$14.99のところ30%OFFの$10.49で購入でき、価格以上の面白さはありました。一部のミスはありますが、ほぼ満足な日本語化がされているので、日本でのリリースも問題ないかと思います。今やっている『バナーサーガ』にしても$19.99(北米)・1,999円(日本)という価格設定で、DL専売タイトルは$1=100円前後でのリリースも珍しくない。日本で1,500円前後なら十分楽しめるかと思います。

メタスコアは6件ですが76点。まずまずの評価です。

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とっつきやすくて遊びやすいゲームですが、シンプル過ぎてやや味付け不足かもしれない。低価格ゲームとしては及第点ですが、物足りなさも残るゆえ80点オーバーには至らない感じか。


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