前々から必要性は感じていたけど購入は二の足を踏んでいたPS4のUSBハブ。2016年6月30日に新製品『PS4用 一体型5ポートUSBハブ ブラック』が出ていたので購入しました。
「必要性は感じていた」ということに関してですが、PS4にはUSBポートが2つしかなく、単純に数が足りていないからです。標準で3つ欲しくて、
・ワイヤレスサラウンドヘッドセット
・USBメモリー
・コントローラー充電 USBケーブル
これらを差しっぱなしにしておきたい。他にもUSBマイク ECM-PCV80UやホリパッドFPSプラスがあります。「購入は二の足を踏んでいた」のは、そのつど付け替えれば対応できるから。必須ではないですね。
ハブ以外の同梱物はなく、ハブ本体裏側にある2つのUSBをPS4本体にある2つのUSBポートに差し込むだけです。
簡単な作業ではありますが、差し込む時に斜めにならないように注意するのは当然のこと。最初は弱めに差し込んだので、奥まで差し込んだつもりでも隙間があってグラグラしました。そこからけっこう強めに押し込んだら「パキッ!」と音がしてブチ壊れたかと思いましたが、上手くハマったみたいです。
見た目的には90点で満足。マイナス10点は、微妙な隙間があるので、まだ精度を高める余地があると感じたところ。接続したのは初期型本体(CUH-1200AB01)です。
さすが「パキッ」とハマっただけあり、簡単には抜けません。USBメモリーやUSBケーブルの取り外しでもハブ本体が一緒に抜けることはない。とはいえ、ポート4に差し込んだホリパッドFPSプラスを雑に引っ張り出そうとしたら、ハブ本体の隙間が開いたので、そこまで力強く固定されているわけではありません。一応、取り外しの時はハブ本体側を押さえつつ取り外すのが無難。そもそも、頻繁に取り外しをしたくないからUSBポートを増設したので、取り外しの回数は減ると思います。
PS4はUSB3.0が2ポートあります。『PS4用 一体型5ポートUSBハブ ブラック』は5ポートになりますが、内訳はUSB3.0が1ポート、USB2.0が4ポートになります。単純にUSB3.0が5つになるわけではないです。
USB3.0ポートがUSB2.0ポートになることでの不都合があるかどうかは重要なポイント。
『PS4用 一体型5ポートUSBハブ ブラック』の前のモデルとなる『PS4用一体型USBハブ』はアマゾンレビューで多数の不具合報告がありました。
・接続の安定性に欠ける/接続機器を認識しない
・デュアルショック4が誤動作する
これらはUSBハブとしては致命的で、使いものにならないというレベルの報告が相次いでいた。後継となる本機は、2件のレビューがあって高評価ではありますが、前のモデルの不具合を考えるとまだ安心できない。不具合があれば追記します。
USBメモリーをPS4のUSBポートにダイレクトに差した場合と『PS4用 一体型5ポートUSBハブ ブラック』のUSB3.0ポートに差した場合の転送速度を比較してみました。ついでにUSB2.0ポートも……。
テストに使ったデータは『Mighty No. 9』の動画データで725.8MBあります。
他のポートは空にして、USBメモリーだけを差し込んだ状態で測定。
USBメモリーは高速のサンディスク SDCZ80-064G。
PS4に直差し USB3.0 | 左1回目:7分9秒 左2回目:6分41秒 右1回目:6分36秒 右2回目:6分42秒 |
一体型5ポート USB3.0 | 1回目:6分48秒 2回目:6分53秒 |
一体型5ポート USB2.0 | ポート1:6分54秒 ポート2:7分4秒 |
半分酔狂でUSB2.0ポートも測定したのですが、USB3.0ポートとほぼ変わらず。というか、PS4のUSB3.0ポート自体が遅くて、元々USB2.0未満の速度しか出ていない。仮に外付けHDD/SSDがゲームデータのインストールに対応しても、ロード時間が早くなるとかは期待できなさそうです。現状はPS4のUSBポートに転送速度を求めるような状況がほぼないので、特には問題なし。SHAREデータを頻繁に書き出す人にとっては、転送速度が気になるところかと思います。
この725.8MBのデータをUSBメモリーからPCにコピーすると、わずか4秒で完了します。これぞ本来のUSB3.0の転送速度という感じ。
ちなみにPS4直差しで以前に測定した時は832MBの動画で4分48秒だったのですが、今回はかなり遅かったです。そこは少し気になりました。
5ポートのうち4ポートがUSB2.0になることで転送速度がネックになるかと思いきや、PS4のUSBポート自体が早くないので、結果5ポートともPS4直差しと同等でした。
5ポート埋めた状態でUSB2.0ポートにSONY ワイヤレスサラウンドヘッドセットを接続すると音が飛んだり、ワイヤレスで使っているデュアルショック4の接続が切れたりしました。USB3.0ポートに接続した場合は問題なし。
USB3.0ポートにワイヤレスサラウンドヘッドセット、ポート1(USB2.0)にUSBメモリー、ポート4(USB2.0)にホリパッドFPSプラスを接続。ワイヤレスサラウンドヘッドセットから音を出力し、USBミュージックプレイヤーのカスタムサウンドトラック機能を使いながらホリパッドFPSプラスで2Dシューティングゲームの『STEREDENN』をプレイしましたが、操作・音ともに問題ありませんでした。
USB2.0ポートで不具合が出る機器があるかもしれないという不安が残りますが、それ以外は今のところ問題なし。SONY ワイヤレスサラウンドヘッドセットがUSB3.0ポートを使いますので、次にUSB2.0で使えない機器があると付け替え作業が必要になり、5ポートに増やした意味が薄くなる。
それ以外の不安は耐久性と不具合。前のモデルに問題があっただけに安心できない。しばらくはテストを兼ねて5ポートをフルに埋めた状態で使っていこうと思います。
【7/18追記】USB3.0ポートにワイヤレスサラウンドヘッドセットを繋いでも、途中で音が消える現象とデュアルショック4の接続が切れる現象が発生しました。
コメント
結果:ゴミ
うちでもアンカーのUSB3.0ハブを使っていますが同様の現象が起きています
サラウンドヘッドセットが帯域使うんですかね〜
>>1.
これはたしかに確認する必要があるなと思い、ワイヤレスサラウンドヘッドセットだけを接続してポート1~4でテストしてみましたが、音量が波打って安定しない現象が発生しました。
で、ここまでなら良かったのですが、USB3.0ポートに戻してもワイヤレスサラウンドヘッドセットの音が途中で消える現象とデュアルショック4の接続が切れる現象が発生してしまいました。本体側のUSBポートが壊れたのかとも思いましたので、ハブを外して本体に直差しすると安定しました。
たまたま不良品だったのかもしれませんが、前モデルのこともあって接続の安定性には疑問を持ってしまいます。結局、取り外しました。
USBハブが不安定になる原因はほとんどが電源が足りてないから。
この商品も外部電源がないようなので5個がっつり使うのは無理があると思われる。
無線機器などは、実際はUSB2推奨のモノが多いですよ、純正ヘッドセットはPS3でも使えるわけだし。