北米PlayStation Storeで7/8にリリースされた『Carmageddon: Max Damage』($39.99)。PCでリリースされた『Carmageddon: Reincarnation』のパワーアップ版。バカゲーっぽい残虐レースゲームです。
L2 | ブレーキ/バック |
R2 | アクセル |
× | パワーアップアイテムの使用 赤い?ドラム缶からパワーアップアイテムを入手できます。 |
○ | ハンドブレーキ |
□ | リカバー □長押し+左スティックで横転からの復帰 |
△ | リペア(修理) ダブルタップでフルリペア 長押しで1段階ずつリペア |
L1/R1 | パワーアップアイテムの選択 |
L3 | クラクション/ドアを開ける |
R3 | マップ画面に切り替え |
レースイベントのルールは、いくつかの種類があります。
3つの勝利ルールがある複合ルール。どれか1つを最初に達成すれば勝利。
・規定の周回を達成。
・敵車を全て破壊。
・規定数のロードキルを達成。
ロードキルとは路上にいる人間や動物を轢き殺すことです。上記画像ですと規定数が780ですので、780体轢くと勝利。
トークンポイントはリペア(修理)やリカバリーで消費します。クリア時のポイントにもなり、トークンポイントを稼いでレベルを上げることで、新たなレースイベントがアンロックされる仕組み。
制限時間があるので黄色いドラム缶を入手したり、敵車を破壊するなどの制限時間がプラスされる行動をとる必要もある。
最も簡単なのは通常のレースのようにコースを周回すること。敵車は周回を放棄して喧嘩を始めることも多いので、大体独走できる。コースをキレイに走行する必要はなく、チェックポイントさえ通過すれば、どのルートを走っても良いです。
ランダムで出現するCHECKPOINTを奪い合うゲーム。既定のポイントに達すると勝利。敵車を破壊する事で1ポイント奪えるので、出現したCHECKPOINTが遠くて奪い合いに勝てそうもなければ、敵車の破壊を狙うのも良いです。
普通のレース。
制限時間は無く、規定の周回を1位で達成すると勝利。
「CHECKPOINT STAMPEDE」と、ほぼ同じですが、ターゲットがCHECKPOINTではなく人間・動物になります。ランダムで指定される人間・動物を轢き殺してポイントを稼ぐ。もしくは敵車を破壊すると1ポイント奪える。
評価を下げてしまっている原因は挙動の不安定さかと思います。氷の上を走っているような不安定さがあり、スピード感もあまりなくて、車を走らせる面白さや気持ち良さを感じにくい。跳ねやすく浮きやすいという特徴もあって、車体が軽い印象です。リアル路線ではないし、操作しやすいカジュアルさでもない。ここまで残虐なバカゲー路線なら、もっと車の操作を快適にすれば良かったんじゃないかと思います。
ゲームシステムは大変面白い。レースではチェックポイントさえ通過すれば、どのルートを通っても構わないというムチャクチャさが面白いし、人を轢きまくるジョークみたいな残虐性、人がいるスタジアムもコースになる独自のコースレイアウト、レースそっちのけで喧嘩を始める敵車などなど面白い要素に溢れている。しかし、もっとも重要な車の操作性が悪いため、ゲームとしての魅力を大幅に損なってしまっている。
グラフィックもPS3クオリティなので、減点要素だったのかと思います。
レース開始前のロードが少し長い。
独特の滑り、フラつき、グラつきがあって車の制御は難しいですが、操作に慣れてくると面白さが増してきます。特に滑りの感覚を覚えて上手くドリフトできるようになると気持ちいい。狙って敵車を破壊できるようになると、かなりの爽快感がある。一番面白いと思ったのが「PED CHASE」で、ターゲットまでのレースと破壊行動のバランスが良いし、ターゲットが人間なので、このゲームの特徴である残虐性もある。独特の挙動に慣れるまでが大変ですが、それに慣れると楽しいゲーム。ただ、レースイベントは大味でもあるので、ボリュームは十分なキャリアモードも変わり映えしない印象で飽きやすくもある。