7月7日にリリースされた『真 流行り神2』の感想。このシリーズ自体、初プレイでした。
5話+番外編の1話完結式です。科学ルートとオカルトルートを合わせても1話あたり3時間もかからないくらい。展開がダラダラしないので、読みやすかったです。逆に言うと、あっさりと結末を迎えてしまいますが。
1~3話はホラーアドベンチャーと言える内容で、猟奇事件の犯人が人間なのかオカルト的存在なのかわからないという不気味さと、それを科学ルート・オカルトルートに分岐して捜査できるゲームシステムがハマっていました。
4話はホラー要素はほぼ無くなり、むしろギャグといった感じ。いくらなんでも現実感が無さ過ぎて一気に白けました。最終話も方向性が変わって盛り上がらず終わりました。
1~3話は良い恐怖演出もあり、過去作をやってみたいと思いましたが、オカルト的存在との距離が近すぎて不気味さや恐怖がなくなってしまうところもあった。「そこまで見えちゃうと怖くない」という線を越えちゃっていた感じです。
ゲームシステムはストレスを感じることがなく、ほぼ完璧でした。起動時以外に長いロードはなく、分岐ツリーシステムで、どの場所からでもクイックにやり直せる。
小説を読むようなゲームで、下記4つのシステムがあります。
・通常の選択肢
・セルフクエスチョン
・ライアーズアート
・推理ロジック
セルフクエスチョンは、失敗することはほぼ無いシステムですが、プレイヤーに考えをまとめさせるシステムとして良い存在かと思います。テキストを読むだけじゃなくて定期的にプレイヤーに考えさせるようになっている。
ライアーズアートは相手の嘘を暴く会話術で、10秒ほどの制限時間内の言葉選び。前作では制限時間が短すぎて不評のシステムだったようですが、今作は時間切れになるようなことはありませんでした。
推理ロジックは登場人物や人間関係のまとめ。ゲーム中に得たワードを当てはめます。ちゃんと理解できているかのテストみたい。
キャラクターボイスはありません。
ゲームシステムは問題ないし、怪奇事件の犯人が人間なのかオカルト的存在なのか不明で、それを科学ルート・オカルトルートに分岐できるのも良い。これに面白いストーリーが乗っかれば完璧でしたが、ストーリーは荒さを感じました。
1話のオカルトルートに不安を感じましたが、それでも1話と2話は良かった。3話も方向性は悪くなかったですが、オチを含めて稚拙な印象。4話で冷めて、最終話はポッと出のキャラクターが強引に締めた感じで盛り上がらなかったです。4話5話はギャグや子供キャラがウリなのかもしれませんが、1話2話のホラー要素に惹かれたところからの方向性チェンジは受け入れにくかった。
「3」が出たらプレイしたいかどうかは微妙なところです。プレイしやすいゲームシステムと科学orオカルトの分岐も魅力があるので、今作の1話2話の方向性で面白くなりそうな気がする。でもストーリー全体をきちっと仕上げてはくれないんだろうなとも思います。今作の「荒い」という印象はぬぐえない。
振り返ってみると、2話>1話>3話>5話>4話といった感想で、結果的にはどんどん盛り下がった印象ですが、1話2話が良かったので、最後まで期待感を持ててプレイできた。ですので、プレイ中のモチベーションは高かったです。
ボートの死体がピークでした。
コメント
それな。
ボートの顔動いたんはマジでチビった。
都庁ロボはハゲマッチョは良かったけど怖さがないから単調でしんどかった。
そしてマーヤかわいい~
真流行り神3早く出んかなー
自分的も2話が一番面白かったですね。1話も途中までは悪くないです。
良作とまでは思わなかった今作ですが5話ED後のシーンで不覚にも感動してしまいました。やっぱりあなただったかと
私もガッカリでした。紙芝居は安く作れるので、千代丸程度()でもPSで展開出来るのですが、いくらなんでも最近クオリティが低すぎます。
ウォーキングデッドやウィッチャー3を見て何も感じないのでしょうか?私はシナリオライターの深刻なレベル低下が和ゲーに発生しているものと思います。
せめて紙芝居ぐらい、弟切草を常に越えて欲しいと思います。