『ウォーキング・デッド』&『400DAYS』クリア

昨日からPS Storeで配信されているPS4版『ウォーキング・デッド』&『400DAYS』をクリア。7,000円級でも文句のない内容ですが、1,404円(税込)は有難い。

ウォーキング・デッド

2013年12月5日にPS3版がリリースされており、PS4版も内容的には同じです。

『ライフ イズ ストレンズ』や『アンティル・ドーン』のように、プレイヤーの選択によって人の生死が決まったり、小さな変化は起こりますが、物語の大筋は変わらないタイプのアドベンチャーゲームです。

脚本が素晴らしくて、ゾンビの恐怖はもちろんのこと、目を背けたくなるグロさや、悲惨な結末、泣いてしまう展開などなど最初から最後まで退屈することなく一気に楽しめた。海外ドラマ版さながらの引き込まれる脚本と演出。

ゲーム的に凄かったのは感情を動かされる没入感。最初は「全員生存させてやろう」という気持ちの善人プレイ的なスタンスで望みましたが、途中から自分の心が汚れていく。「こいつは始末したほう良い」「報復してやろう」「犠牲になってもらおう」と自然に思うようになり、ハッピーエンドを望まなくなってくるほど。MGSV:TPPのコピーで「悪に堕ちる。復讐の為に。」というのがありましたが、このゲームは自然にそうなってしまった。ゲームをキレイにクリアしてしまおうという気持ちじゃなくなる。

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映画的ですが「これぞゲーム」という魅力が感じられた。自分で選択できるからこその没入感。没入し過ぎて2周目をやりたくない気持ちにもなります。オンリーワンの物語という重みがありすぎて、作業的な分岐確認をしたくなくなる。やり直して1つの物語が薄まるのがもったいないという気持ち。

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PS3版のレビューを見ると、物語の大筋が変化しないという点に不満が集中しているようです。こういうタイプのゲームに馴染みがない時代でもあり、日本のテキストアドベンチャーのように○○ルートとか全員生存やトゥルーエンドという、正解やわかりやすい分岐があるゲームのイメージが強かったのかもしれない。そのうえゲーム内で「展開が千変万化する」とアピールされていますので「言うほど変化しないじゃないか!」と言われる結果になるのも仕方ない。

日本版の表現規制

「切断面描写の色味を変更」がされています。日本版は人体の切断面が暗くなっています。

参考画像(グロ注意)

シーズン2だと「一部ゴア表現をCERO Z規定範囲内の表現に変更」とありますので、シーズン1にもそれに該当する部分があるかもしれませんが確認できませんでした。

400DAYS

北米では$4.99で配信されたDLCで、シーズン2にも繋がる内容。5人のショートストーリーなのですが、それぞれプロローグといった感じです。このDLCだけでみると物足りない内容で、あくまでシーズン2へ繋げるDLC。本編に出てきたキャラクターのその後のことが少し語られるのは興味深かった。

本編は1周クリアすればプラチナトロフィーが獲得できますが、こちらは本編と違って見逃す可能性のあるトロフィーが2つあります。

T_Bronze 三分の二
└じゃんけんで勝利する

ワイアット編の車内でのじゃんけんに勝利するとトロフィー獲得。おそらく相手の手はランダムなので運次第かと思います。私はパー→グーで勝ちました。負けたらすぐにメインメニューに戻らないとセーブされてしまうので、リトライが少しだけ面倒になります。

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T_Bronze 再会
└旧友を発見する

ラッセル編の最初の選択肢で「隠れる」を選択するだけ。

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このDLCの結果がシーズン2にも反映される。私は1人だけ別れる結果になったのですが、これに関してもやり直したくないと思いました。

6/30のシーズン2も買いたくなりますね。『400DAYS』をセットにして1,404円というのは、シーズン2の良いプロモーションだと思いました。

ウォーキング・デッド Blu-ray BOX
アンドリュー・リンカーン
角川書店
2012-02-24


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