4/19(火)に北米PlayStation Storeでリリースされた『Blues and Bullets』が日本語に対応していました。エピソード1が$4.99、エピソード1と2のセットが$7.99。エピソード3以降の配信日は決まっていません。
2015年7月23日にSteam版がリリース済みで、そちらは日本語に対応していたので期待はありましたが、トロフィーには日本語がなかったので微妙なところでした。PS4本体のシステム言語を日本語にして北米版を起動したら、日本語に対応していました。
アル・カポネの逮捕に貢献した実在の人物、エリオット・ネスが主人公。引退後にレストランを開いていたが、ある男から探偵として雇いたいと言われるというオープニング。
『Until Dawn – 惨劇の山荘 -』『HEAVY RAIN −心の軋むとき−』『ライフ イズ ストレンジ』のような三人称視点のアドベンチャーゲームです。
気になる場所を調べたり、会話選択肢を選んだり、とっさの状況判断やアクションのQTEをやったりと、基本的には映画的なアドベンチャーゲーム。
重要と思われる選択は「選択しました」と表示される。おそらくストーリーの大筋は変わらないけど、ちょっとした変化はあるのかと思う。『ライフ イズ ストレンジ』と同じように、クリア後には他の人の選択割合も見られます。
オマケ程度ですが、TPS風の銃撃シーンがあるのが特徴。L2で構えて右スティックで照準を操作してR2で銃撃。銃撃シーンは自由に移動できず、×ボタンで決まった場所に移動することはできる。こういったアクションがアドベンチャーゲームにあるのは好みが分かれると思いますが、個人的には好きです。
捜査パートでは、死体や部屋を調べまくって「証拠」を入手。それを「ボード」に当てはめて推理を完成させる。
推理が完成した後に、状況を映像つきで解説してくれるのでわかりやすい。
1話あたり1時間30分~2時間。1回クリアすると「ビッグヘッドモード」がアンロックされて、キャラクター頭を大きくすることが可能。
グラフィックは特徴的で、基本は白黒。そこに赤だけは色があり、独特の味になっている。
キャラクターの表情や動きはチープで旧世代感があります。が、独特の不気味さがゲームの雰囲気に合っているようにも思えました。
人物も背景もPS3に毛が生えた程度ですが、見せ方は上手くてセンスが良いと感じます。技術的には低い感じだけど、テクスチャの精細さだけでは語れない魅力がある。
日本語テキスト/英語音声です。
翻訳はしっかりしており、機械翻訳ではありません。ちゃんと内容も伝わる。部分的に言葉が丁寧すぎると感じるところはありますが、ほぼ問題なし。
死体の調査のところは、おそらくCEROにひっかかるので日本でリリースするなら修正が必要かと思います。
ストーリーやセリフ回しは好みです。面白い海外ドラマを見ている感覚で先が気になる。一応、探偵物なので犯人が誰かということを考えながらプレイできますし、驚かせる演出も上手い。型にハマりすぎずに、派手な演出も効いています。
1話あたり1時間30分~2時間なので映画を観る感覚ですが、選択肢があるので演じている感覚でもある。これはゲームならではの魅力。
先が気になるストーリーですし、簡単なゲームでテンポも良かったです。PC版のエピソード1はメタスコアが73点(22件)でした。2015年のゲームにしてはモーションやグラフィックが弱めなところが減点ポイントか。選択肢はあるものの、リニアなアドベンチャーゲームですので特筆して加点するようなポイントも少なかったのかと思う。
2015年のGOTY数で5位の『ライフ イズ ストレンジ』もPS4版の1話は75点でしたので、単話配信のアドベンチャーゲームとして75点前後は普通。これはアクションゲームとは違う感覚かと思います。
1話$4.99ですし、良質アドベンチャーゲームとして楽しめました。エピソード3以降も買いたいと思えるゲーム。
コメント
アドベンチャーゲームとエピソード形式は相性が良いですねえ
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