北米PlayStation Storeで4/12(火)にリリースされた『Ratchet & Clank』。PS2で2002年12月3日にリリースされた『ラチェット&クランク』を再構築したフルリメイク版。
7つめの惑星に行けるようになったところまでプレイしました。
インディーズ系のタイトルを除くと、SCE/SIEのタイトルは北米版に日本語が入っている事は少ないと思います。この『Ratchet & Clank』も言語オプションは無しで、英語のみとなります。
操作はシンプルでとっつきやすかったです。強いて言えば、カメラリセットができると良かった。ミニマップもあると便利だったのになと思います。
□ | 通常攻撃(Omniwrench 8000) |
× | ジャンプ 二段ジャンプ可能 |
○ | Swingshot / 武器使用 |
△ | 単押しで直前の武器に切り替え 長押しで武器メニュー |
方向キー | 武器ショートカット 長押しでショートカットの設定 |
L1 | – |
R1 | Helipack |
L2 | 武器を構える |
R2 | 武器使用 |
タッチパッド | マップを開く |
OPTIONS | メニュー |
飛行機での戦闘は1回ありましたが、こちらの操作性は少し悪い。海外レビューでも指摘されていました。
プレイしてみるとTPSっぽさが増していると感じました。オリジナルもシューティングと言えばシューティングですが、操作としてはL2で構えて右スティックで照準を合わせてR2で銃撃という操作が多くなった感じです。標準でオートエイムもあるので、そこまでシビアな操作ではありませんが、ゲームプレイにおける基礎的な部分では目立った変化なんじゃないかと思います。
ボタン連打ゲーの感覚で遊んだら序盤からポコポコ死にました。しっかり回避、武器を使い分けて考えて攻撃、ということを意識してプレイする必要があります。激ムズってほどではなく、ほど良い緊張感のある難易度。
ボスも強くて、1回死にました。2回目に勝った時もギリギリ。
このほど良い緊張感のある難易度だからこそ、武器の使い分けを考える必要があり、そこがとても面白い。戦闘が単調になりません。
難易度は途中で変更可能ですので、難しすぎると感じたらイージーに変更することもできます。
武器強化は、Raritaniumでスフィア盤のような強化盤を埋めていく要素と、実際に使用して熟練度を高めてレベルアップする要素があります。
序盤から多くの武器が入手でき、どの武器のどの部分を強化するのかを自分で選べるので面白いです。お気に入りの武器を見つけて集中的に強化しています。強化アイテムだけではなく、使用することでも成長するというところが良い味付けになっています。雑魚敵と戦う重要性も増す。
ほど良い歯応えのある難易度なので、武器の強化も重要になってくる。アクションの難易度と武器強化の面白さが見事に噛み合っています。
面クリア式ではありませんので、一度クリアしたエリアも再訪可能。取り逃しに神経質になる必要はありません。というか、ガジェットを入手してから再訪しないと行けない場所もあります。
ゲーム中にトレーディングカードのパックを入手することがあります。OPTIONSボタンのメニューから開封して「なにがでるかな」的なトレーディングカード集めの面白さがある。課金要素ではなく、ゲーム内での収集要素みたいです。
『Mr.インクレディブル』のようなフルCGのアニメーション映画を彷彿とさせるグラフィック。イベントムービーは、そのまんま映画として通用するようなクオリティ。
プレイアブル時のグラフィックも良いです。フルリメイクですので、HDリマスターのような古さが残っている部分はありません。CGアニメーション映画的なグラフィックですので、フォトリアル系のゲームとは違いますが、印象としてはPS4タイトルの中でも「かなり良い」という感じ。
フレームレートは30fpsで安定。アクションゲームですので60fpsが望ましいですが、グラフィックが良いので、フレームレートが犠牲になったのも仕方のないところなのかと思う。多数の敵が入り乱れてエフェクトも派手でカメラを急旋回したりもするので、60fpsだったらなぁと思う場面もありました。
メタスコア86点(52件)、ユーザースコアが8.9点(116件)という高評価。今のところ期待以上の面白さで、むしろ86点は過小評価に思えます。「物語が弱め」「終盤の難易度が厳しい」という減点理由もあったので、クリアする頃には86点あたりに落ち着くかもしれません。
『Ratchet & Clank』海外レビュー – Choke Point
たまに死ぬぐらいの難易度は好みですが、人によってはストレスに感じてマイナスポイントになるかもしれない。TPSっぽさが増したところも個人的にはプラスですが、シンプルに撃ちまくれる方が好みという人もいるかと思う。
日本版は一応「2016年春予定」になっています。CEROのレーティングもAと表記されていますし、リリースは問題なさそう。
ラチェット&クランク THE GAME ソフトウェアカタログ – プレイステーション オフィシャルサイト
古さは感じず、現代的に再構築されています。テンションが上がる出来でしたので、この新生『ラチェット&クランク』から、また盛り上がってきてほしいなと思いました。日本で同時期にリリースされなかったことだけが残念。
コメント
街の感じがフューチャーっぽくていいね
発表当初から凄いグラですよね
早く日本でもローカライズしてほしいんですが
これは面白そう