本日リリースされた『スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness-』。最初の感想。
テンポの良いゲームで心地良いです。最初の数時間くらいでも様々なクエストをこなし、数人の仲間と出会い、メインストーリーも目まぐるしく展開します。停滞してダレることがなく、中身が濃い。クリア時間が30時間くらいと言われていましたが、この密度のまま最後まで続いたら凄い。
戦闘がシームレスなのも快適。
プライベートアクション(PA)もサクサク消化できるのですが、1つ1つのPAは淡泊にも感じます。キャラクターのサイドエピソードに期待しているとガッカリするかもしれない。
○で小攻撃、×で大攻撃、□でガード。ガードは大攻撃で崩せる。大攻撃は小攻撃を当てて潰せる。小攻撃はガードできるという3すくみの関係。ガードしてからタイミング良く□を押すとガードカウンターが出せる。この基本となる戦闘システムは面白いです。
大人数バトルは不便なところもあり、ただでさえゴチャゴチャしているのに派手なエフェクトで画面が見えなくなる。カメラワークも見難さに大きな影響を与えると思います。
序盤は敵が弱いので問題ないですが、中盤に入ったと思われるくらいから強敵も出てくるようになって仲間がバッタバッタとやられて、それを回復させようとするとジリ貧になりがち。
せっかくの戦闘システムが画面の見難さと仲間の多さによって楽しみにくくなっている。大人数の派手さと賑やかは良いのですが、これだったら3人か4人制のほうが戦闘を楽しめたんじゃないかと思います。
戦闘に関しては、序盤と中盤以降では評価が大きく変わってくると思います。難度が上がるので進行のテンポは落ちると思う。難度が上がることで、育成の意味が大きくなるのは良いです。ただ、難度が上がるという事よりも、見難さと大人数バトルのデメリットが見えてくるという事がマイナスに感じる。
大人数バトルという難しいことに挑戦していますが、調整しきれていない印象は受ける。
パーティスキル、バトルスキル、ロールの習得と強化は面白い。パーティスキルとロールの習得・強化はSPを消費するので、自分はどちらを重視するのかという選択があり、育成の個性が出せる。SPは敵を倒すと入手できるので、使い惜しむ必要はありません。
レベル上げ、装備と道具の入手というRPG定番の育成・強化要素も楽しい。レベルは上がりやすい印象なので、サイドクエストを消化しつつレベルを上げてメインを楽に攻略することもできるでしょう。
モデリングとキャラクターの演技は人間味がなく、人形劇を見ているような印象で固い。狙って人形劇風にしているにしても、良い見せ方とは思えません。違和感やチープさの方が印象に残ってしまう。
シリーズを遊んでいるので惰性でプレオーダーしたような「5」ですが、思った以上に面白くて満足しています。発売前は勝手にダメなオーラも感じていましたが、全然そんなことなかったです。
ゲームシステム自体がサクサクできるようなシステムで、ストーリーも停滞せずメインストーリーが目まぐるしく展開して先が気になるし、キャラの育成も渋くないのでグングン強くなっていくのが楽しい。
雑魚戦は派手で良いですが、強敵との大人数バトルはストレスを感じるところもある。
キャラクターの固い演技はチープに見えますが、個人的には重要な要素ではありません。
COMG!予約ランキングも89ptと伸び悩みましたが、この出来だったらもっと売れてもいいゲームだなと思いました。終盤に入ってどうなるかわからないですけどね。今のところはGOODなゲーム。
コメント
スターオーシャンが人形劇と言われるようになったのは、CGの表現の向上で全体的にグラフィックがリアルになりそれに対して、キャラクターはアニメちょうのままなので、人形が動いてるように見えているんでしょうね、そう見てしまえばテイルズだって人形劇ですが全体がアニメちょうでキャラクターのディフォルメに合わせてあるので同化出来てるのでしょう
このゲーム、ヘイトコントロールがないのはおかしいと思う・・・
スーパーアーマーの敵には三竦みも関係ないのでキャスターが延々狙われ続ける状況が発生するとイライラするだけなんですよね