暴力的なゲームで有名な『MANHUNT(マンハント)』をプレイしてみました。UK Storeで購入しましたが、今は北米Storeでも$14.99で販売されています。
死刑囚のジェームス・アール・キャッシュが謎の人物に救い出されて、殺人ビデオの撮影に協力させられるというストーリー。殺人ビデオの撮影なので、ステルスキルを決める時にビデオのREC演出になるのが特徴。
UK版の言語は英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語に対応。
元はPS2ですので、画面サイズは4:3。ですが、横に引き伸ばしてフル画面表示をするWIDESCREENにも対応。
× | クイックアタック 物を投げる(黄色いアイテムは投げられる) |
□ | ヘビーアタック |
○ | 武器切り替え |
△ | カバー バールを使って南京錠を壊す |
L1 | ロックオン 押している間のみ敵をロックオン。離すと解除。 |
R1 | ダッシュ |
L2 | 左へスライド移動 |
R2 | 右へスライド移動 |
L2+R2 | クイックターン |
L3 | – |
R3 | 背後を見る |
ステルス→キルが基本となるゲーム。多勢に無勢なので、乱戦になるとすぐ死ぬ。1対1なら勝てますが、体力を削られるので連戦となるとキツイ。ゆえにステルス→キルでノーダメージで敵を倒していきたい。
敵を倒す事が目的ですので、ステルスのみでノーキルクリアとか、そういう事はないです。
ステルスを成功させるために重要なのが「暗闇」。暗闇にいると敵に気付かれない。そして「音」。武器で壁を叩いたり、ブロックやビンを投げて音を立てることで、敵をおびき出す事ができる。
全20ステージあるもよう。
序盤ですが、1ステージは15~20分くらい。
このゲームは基本的には三人称視点です。
移動中のカメラ操作は、右スティックを右に倒すとカメラが右に動いて視線は左を見るタイプ。この操作の反転はできません(上下のみ可能)。
しかし、止まっている時のカメラ操作は、右スティックを右に倒すと一人称視点に切り替わって視線は右を見る。この操作の反転もできません。
移動しながらカメラを操作していて、止まった瞬間に一人称視点になって操作が逆になるので戸惑う。三人称視点時のカメラ移動は引っかかる感じもあるので、余計に難しい。イメージ通りに動かないので酔いそうにもなります。ステルスがかなり重要なゲームですので、このカメラ操作が難点。
PS2版の『MANHUNT(マンハント)』をプレイした事はありませんので比較はできないですが、主人公の背中に書かれている小さい文字が読めたり、レンガのテクスチャが細かく表現されているのは1080pアップレンダリングの効果かと思います。主人公の輪郭もジャギっておらずシャープです。PS2をAVケーブルでSD TVに繋いでいた時代なら、ボヤけて潰れてしまっていたかと思う。
メタスコアは75点(PC)と76点(PS2)。
Manhunt for PlayStation 2 Reviews – Metacritic
古いゲームで、しかも当時の新規IPという事もあり、今のゲームに比べると操作が洗練されていなくて慣れるのに大変です。ゲームの魅力を感じる前に、まず操作が大きな壁となる。カメラの動き方と一人称視点と三人称視点の切り替えにおいてカメラワークの癖も感じます。
ゲーム的には正統派のステルス→キルで、「暗闇」「音」の要素も上手くハマっている印象。敵に見つかった時の戦闘は、少しチープでもあります。
「殺人ビデオの撮影」という設定も生きており、ただ殺すだけのゲームじゃなくて、何者かに撮影されているという不気味さが独特の雰囲気を作っています。
ビジュアル的な表現能力が低い事もあり、今のゲームと比べてさほどグロさは感じません。バットやバールなど鈍器で人間を殴り殺したり、ポリ袋で窒息死させるなど、銃よりも身近な殺人という生々しさはあります。ニコニコ大百科によると「ポリ袋で窒息死させる」「ワイヤーで頭部を切り落とす」「バットで頭部粉砕」「ナタで頭部を切り落とす」といった事が当時は問題になったようです。「殺人ビデオの撮影」という設定も問題視されていそうですね。
こういう話題になったゲームをPS4で触れるチャンスが出来て良いと思いました。$14.99/11.99ポンドという価格も安い。古いなりの癖がありますが、それも古いゲームの魅力として捉えれば良いかと思う。
コメント
PSプラスに入らなくても買えますし遊べますよ
質問ですマンハント買いたいのですが、北米のpsプラスに入らないと課金しても買えないのでしょうか?それともpsプラスに入らなくてもプレイ購入してプレイすることは可能ですか?
前にプレイ動画見てて思ったけど ロアナプラとこの街 どっちが危険なんだろ
コメント欄から情報をもらって、このPS2エミュレーションシリーズのトロフィーを見返してみると、日本未発売のタイトルでも日本語トロフィーが半強制(?)で入っている感じなので、日本リリースは期待できなくなってきました。トロフィー設定はシステマチックにそうなっているのかと思うようになりました。
CERO的に問題なさそうなPuzzle Questなどでも、新たにローカライズし直す事はないんじゃないかと思います。
とりあえず、まずは日本でこのPS2のサービスが始まってほしいです。
トロフィーが日本語化されているとの事ですが日本での配信はやはり望み薄でしょうか?
何年間も前からプレイしてみたかったタイトルなだけに期待してしまいます。