プレオーダー以外でも稀にある太平洋時間0時配信となった『The Witness』($39.99)。1/26(火)リリース予定タイトルの中でも一足先にリリースされていました。
115個のパズルを解いたところまでプレイしました。
私は全然知識が無かったわけですが『Braid』のクリエイターであるJonathan Blow(ジョナサン・ブロウ)氏の新作という事で注目度が高かったようです。
メタスコアも解禁されており、89点(25件)という非常に高い評価。有名なIGNも満点。
The Witness for PlayStation 4 Reviews – Metacritic
島を歩き回り、パズルが表示されたモニターでパズルを解く。パズルを解くとモニターから繋がっている線から次のモニターのパズルをアンロックしたり、仕掛けを動かして扉が開いたりする。とにかくモニターに表示されているパズルを解きまくるゲーム。
パズルはスタートポイントからゴールポイントまで線を引くというのが基本ルール。チュートリアルは全て無言で、シンプルな問題を見せる事でユーザーにルールを理解させる手法。下記画像が最初の問題で、少し大きい丸いポイントがスタートで行き止まりがゴール。無言でこのパズルを提示される事で、ユーザーはスタートとゴールを理解する。
一筆書きのようなルールで、線を戻す事は出来ず、線をクロスさせるのも不可。ゴールまで1本道で繋げる。最初の数問は、ただの迷路ゲームですが、様々なルールが追加されていく。
通路に置いてある黒い点を全て踏む必要があったり、
白い石と黒い石を線で仕切る必要があったり。
パズルに何も障害物がない場合は、ゴールまでのルートが決められている場合がほとんど。ルートを特定するには周囲の風景を観察したり、音、跡などもヒントになっている事がある。これを探すのが面白い。探して悩んで気付けた時のスッキリ感がパズルの醍醐味ですね。
紹介したルールは極一部で、スタートからゴールまで線を結ぶというシンプルな基本ルールの中に、様々なアイデアを盛り込んでいる。
トロフィーは英語ですが、ゲーム内テキストは日本語に対応しています。音声は英語。
テキストは少ない印象で、稀に調べられるオブジェクトがあり、哲学的・宗教的な事が喋られます。
パズルのデザインセンスがスゴイ。問題はシンプルで、わかれば30秒で解けるような物が多く、少し悩んで答えを見つけてスッキリできる。
周囲の風景などから答えを探すパターンの時も、簡単すぎず不条理すぎずの絶妙なバランスで心地良い。熱中して次の問題が解きたくなるので、115問まで一気に遊んでしまった。
マイナス点としては、同じネタの問題がしつこく感じる時もあります。
メタスコア89点ですが、あくまでガチガチのパズルゲームです。風景の美しさとか、哲学的・宗教的なテキストにも面白い味はありますが、このゲームの90%以上はパズル。パズルゲームが好きじゃないなら10分で飽きる可能性もあります。将棋に興味がない人がメタスコア89点の将棋ゲームに手を出すようなもの。
雰囲気を楽しむアドベンチャーゲームでもありません。モニターに表示されたパズルを解いていくゲーム。650問以上あるようですので、いかにパズル重視のゲームかわかると思います。
センスの素晴らしさに感動を覚える。特にチュートリアルが完全にノーテキストなのが凄すぎる。でも自然とルールが理解できてしまう。ルールに気付くのも1つのパズルみたいな感じです。
逆に言うと不親切なのですが、もし無名のクリエイターが同じ事をやったとしたら、そこを批判されていたかもしれませんね。実績あるクリエイターの権威のおかげで、これが美しいものだと安心して言えるところはある。わかりにくい事に気付くというところに気持ち良さがあるので、ルールがわかりにくいところに苦しむ事もある。
高評価でビジュアルも美しいゲームですが、あくまでパズルゲームが好きな人向けです。
コメント
PS公式のカタログページには掲載されていますね。
おそらく日本でもリリースされるとは思います。
これって日本で出るんですよね?