北米Storeで10/13にリリースされた『Minecraft: Story Mode – Episode 1: The Order of the Stone』。$4.99でしたので購入してみました。
『マインクラフト ストーリーモード』というタイトルからして、マインクラフトのゲームシステムにストーリーを融合させたモードにも思えましたが、全然違いました。ムービーゲームです。マインクラフトのゲームシステムは、ほとんどありません。
ゲームはムービーパートと探索パートに分かれています。
ムービーパートではムービーを見ながら、たまに出てくる選択肢(時間制限あり)を選んだり、QTEアクションを行う。これがゲームの大半を占める。選択肢や行動で、展開が少し変わったりするようです。
探索パートでは左スティックで自キャラを動かし、右スティックでカーソルを動かします。探索できるエリアは狭くて、ほぼ1本道。調べられる場所も少ないです。
手持ちの材料を使ってクラフトで危機を脱するという場面もありますが、自由なクラフトでは無くて、決まった物を作るだけです。マインクラフトらしさを出す演出といった感じ。
建物を建てるシーンもありますが、ボタン連打QTE。
ストーリーは王道の冒険ムービーといった感じです。ハラハラする場面が連続して続いたり、仲間との友情や喧嘩なんかも描かれています。エピソード1のクリア時間は1時間40分で、時間的にも映画を見る感覚。
『Life is Strange』や『Until Dawn』にもある、他のユーザーがどういう選択をしたかの割合も表示される。選択によって小さな変化はありそうですが、物語の大筋は変わらないかと思う。
PS4版はメタスコア78点(5件)、ユーザースコア3.6点(43件)
PC版はメタスコア69点(7件)、ユーザースコア3.1点(97件)
XboxOne版はメタスコア79点(4件)、ユーザースコア2.1点(24件)
Minecraft Story Mode – Metacritic
異常にユーザースコアが低いのは「思ってたのと違う」「コレジャナイ」という部分が大きいのかと思います。メディアは「これはこれ」として評価している感じ。リニアなゲーム+QTEという本家マインクラフトとは正反対のゲーム性なので、マインクラフトとストーリーの融合を期待した人にとってはガッカリだったと思います。
典型的な映画的ゲームで、ムービーを見ながら会話選択肢とQTEで参加する程度の干渉。物語のテンポは良くてハラハラドキドキしますし、お馴染みのマインクラフトの敵キャラなどが出てきてファンならニヤッとしてしまいます。しかしあくまで『マインクラフト ザ・ムービー』として楽しめるもの。ゲームの『マインクラフト』とは別物です。
『Life is Strange』や『Until Dawn』のようなタイプのアドベンチャーゲームとして無難に作っており、75点~80点の出来。本家『Minecraft』を期待してしまうと30点くらいの大やけど。
『Minecraft: Story Mode』をプレイするとオリジナルの『Minecraft』を遊びたくなります。しかし、ブロックメイキングをしたい気持ちは『ドラゴンクエストビルダーズ』まで溜めておきます。