E3で発表されたシェンムー3。Kickstarterで資金を集めているわけですが、投資者への報酬にPS4のパッケージ版が追加されました。$60で専用のケース入り。
Shenmue 3 by Ys Net – Kickstarter
スタートダッシュは順調でしたが300万ドルに入ってから停滞していました。しかし、このリワードが追加されてから大復活。あっという間に410万ドルを超えました。
※7月4日8時
Bloodstainedの$5,545,992を抜く可能性も高まりましたね。
タイトル | 人数 | 金額 | 備考 |
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Project Phoenix | 15,802 | $1,014,600 | 由良浩明氏を中心に、植松伸夫氏ほか、日本や海外で大作タイトルに関わってきたスタッフが力を合わせ、マルチプラットフォームのRPGタイトルを制作するプロジェクト。 2013年8月12日~ |
Mighty No. 9 | 67,226 | $3,845,170 | 稲船敬二氏の『ロックマン』を彷彿とさせるプロジェクト。 2013年9月1~ |
La-Mulana 2 | 5,200 | $266,670 | NIGOROが開発した、2Dスクロールアクションアドベンチャー『LA-MULANA』の正統続編。 2014年1月21日~ |
NightCry | 2,408 | $314,771 | 河野一二三氏のホラーゲーム。『クロックタワー』の精神的続編。 2015年1月24日~ |
Bloodstained | 64,867 | $5,545,992 | 五十嵐孝司氏の『悪魔城ドラキュラ』的な雰囲気を持つ2Dアクションゲーム。 2015年5月13日~ |
私はPS4ではダウンロード版しか購入しませんので、現在は$29のデジタル版を選択しています。Kickstarterで製品を受け取る体験をしてみたいところでもあるので$60のパッケージ版も迷うところです。
ちなみにこのシェンムー3ですが、Kickstarterの調達資金だけで開発されるわけではありません。鈴木裕氏が代表取締役社長を務めるYS NETでも資金調達を並行して進めるとのこと。ですので仮に今の410万ドルでゴールしても、410万ドルでシェンムー3を開発するわけではない。鈴木裕氏がパートナーとして声をかけたSCE、そしてE3の反響を見てMSがどう動くかというのはKickstarterでの資金以上に重要かもしれない。
[E3 2015]「シェンムーIII」の企画はファンの声がきっかけで立ち上がった。鈴木 裕氏への合同インタビューを掲載 – 4Gamer.net
Bloodstainedの時に五十嵐孝司氏も言っておられましたが、援助してくれる会社の目処があったうえで、ファンから求められている事を証明するためのKickstarterでもある。
コメント
稲船敬二氏へのインタビュー記事にも苦労話として書かれていましたが、Kickstarterで集められた資金全額が開発費に充てられるわけではありません。
投資者への物理的報酬等への費用を差し引いて残った資金が、開発費に充てられる予算となります。
稲船氏のときは(いくら自分たちで予算を)持ち出するんだろうかとも語られていましたし、会社側での資金調達を平行して進める事例は増えるんじゃないでしょうか。