7/1にリリースされた『Nom Nom Galaxy』。発売から2週間は発売記念セールとしてPS Plus会員なら1,088円(税込)で購入可能。通常価格は1,512円(税込)。
1.土を掘って「マター」を採掘する。
これは、建物を建設する時に消費するお金のようなものです。マターをたくさん集めることによってスープ工場や輸送工場をたくさん建設できる。
2.オフィス、スープ工場、輸送ロケットを建設する。
マターがあれば建物の建設が可能です。まず拠点となるオフィスを建設。次にスープを製造するスープ工場、そのスープを出荷する輸送ロケットを建設。この3つが最低限必要な施設。
3.スープ工場に素材を2個投入してスープ製造→輸送ロケットに入れて出荷
素材はフィールド上にいろいろあります。パンチ(□ボタン)か回転ノコギリ(右スティック)で収穫可能になる。
2個以上の素材をスープ工場に投入すると一定時間経過で完成したスープ缶詰が出てくる。それを輸送ロケットに入れれば出荷完了。これでシェアを稼ぐ事が出来る。基本的にはこれの繰り返し。
スープ工場に投入する素材の組み合わせによって完成するスープ缶詰の種類も変わってくる。出荷時の価値も違うし、流行もありますので見極めも大事。
スープの製造と出荷システムはシンプルです。これだけなら単調な作業になりますが、他にもいろいろな要素があります。
まず工場をデザインする面白さ。素材の収穫→素材の運搬からスープ工場への投入→完成したスープを運搬して輸送ロケットに投入、という作業をプレイヤーが1人で行うのは効率が悪いです。1人でやろうとするとライバル会社にシェアを奪われてしまうでしょう。
素材の収穫ロボットと運搬ロボットを使って、工場を自動化させる事ができれば製造効率は高まります。ロボットと物の流れを考えて、工場を上手く機能させる事が出来ると面白さを感じます。
・収穫ロボットは地面に生えている素材を収穫できる状態にする。
・運搬ロボットは素材を運搬してスープ工場に投入する。さらに完成したスープ缶詰を輸送ロケットに投入する。
・運搬ロボットは横移動しか出来ないので、段差がある場合は放り投げロボットを配置する。運搬ロボットは同じ階にスープ工場が無い場合は自動で放り投げロボットにパスします。
通路も自由に配置できます。ベルトコンベアで素材やスープ缶詰を運ぶ事も出来る。
ストーリーモードでは、収穫ロボットや運搬ロボットは順番にアンロックされていきます。
エネミーが工場を襲ってくる事があります。プレイヤー自らが戦闘して撃退する事も可能ですが、ショットタワーという防衛施設を建設してタワーディフェンスゲームみたいに防衛する事も出来る。
ストーリーモードは各惑星でライバル会社と競って、自社のシェアを100%にすると勝利となる。
各ステージクリア後にはシミュレーションモードもプレイ可能になる。これはいわゆるサンドボックス(砂場)で、特定の目標がなく自由に遊べるモード。
決定ボタンは×。建物を建設する時も×決定なので、慣れていないとちょっとやりにくいかもしれない。
日本語フォントはゲームの雰囲気に合っています。
1000円台のシンプルゲームとしては上出来。しかし、工場作りは面白いがシンプルなシステムという事もあって奥深さは感じない。ある程度慣れてくると飽きてくるかもしれない。メタスコア74点、ユーザースコア7.1点というそれなりの評価。美味しいスープではあるのだけど、病みつきになるには一味足りないといったところ。価格分の満足度はある。