本日リリースされた『エイリアン アイソレーション』。
メタスコアは79点ですが「80点前後のゲーム」という認識では間違いかもしれません。評価が分かれるタイプのゲームです。50件の評価中、90点以上をつけたメディアが12件、69点以下をつけたメディアが5件あり、その中でも超大手のGameSpotが60点、IGNが59点だったのは話題になりました。
『Alien: Isolation』海外レビュー – Choke Point
高難易度のゲームで、ストレスが溜まるようなところが低評価に繋がったようです。メーカーは、この件に対応してリリースの3ヶ月後に難易度:Very Easyを追加しています。日本版には最初から難易度:Very Easyがある。ゲームが難し過ぎて詰むという問題は緩和されていますので、評価は大きく変わるかもしれない。
各メディアのGOTY数を集計したブログで23個のGOTYを獲得して2014年の6位に選出されています。
2014 GAME OF THE YEAR – GAME OF THE YEAR PICKS BLOG
日本版は海外版の追加要素を含む完全版でリリースされています。『日本限定コンプリートパッケージ』という言葉を見ると、コンプリートパッケージ版が限定リリースされるような感じも受けますが、通常版が完全版という事です。むしろ通常版しかない。
・オリジンミッション「搭乗員は放棄してよし」を収録。
・オリジンミッション「最後の生存者」を収録。
・サバイバルモードの追加ミッションとマップを収録。
・難易度Very Sasy、Nightmareを収録。
日本限定コンプリートパッケージ – ALIEN: ISOLATION エイリアン アイソレーション 公式サイト
決定ボタンは○。音声は英語のみで日本語の字幕がついています。端末で見る事のできるメールなどのテキストも日本語化されています。
難易度:Normal、ミッション5途中時点での感想。ステルスの緊張感と恐怖感は素晴らしい。そして難しい。敵は人、アンドロイド、エイリアンの3種に遭遇しましたが、エイリアンに見つかればほぼ死亡確定。アンドロイドは銃で応戦もできるが、弾薬は限られるので基本的には使用しない前提。戦闘要素は薄い。
メタルギア、スプリンターセル、ラストオブアスらに含まれるステルス要素とは方向性が違うとも感じる。これらのゲームはレーダー機能が充実していたり、敵の配置や動きもわかりやすい。いざとなれば戦って進めるし、ステルス要素はひとつの選択肢に過ぎず、かなりプレイヤー側に有利なシステムでもある。『エイリアン アイソレーション』の場合、特にエイリアンのいるエリアでは見つかったらほぼ死亡確定。そしてレーダーの機能も十分ではない。ミニマップのような便利な物は無く、R1を押すと動体探知機を取り出し、動体の位置を表示する。やっかいなのが、この動体探知機は音を発するので敵の近くで使うとこちらの位置がバレるリスクがある。けっこうクセのある機械です。最初に述べた3タイトルのように楽なステルスをやらせてくれるわけではなく、敵の位置の把握も難しい生きるか死ぬかの緊張感があるステルスになっている。
キツイのが、死亡した時のリトライがセーブデータのロードという仕様。セーブはセーブポイントでのみ可能なので、場合によってはガッツリ巻き戻る。エイリアンの動きを見極めるためにロッカー等に隠れて長時間待機する事もあり、それが見つかって帳消しになる精神的ダメージは大きい。GameSpotは「トライアル&エラー+距離の離れたチェックポイント=ストレス」と書いていましたが、60点の評価をしたのは、こういう部分が大きいようだ。
しかし、デメリットが大きいからこそ死が恐怖になる部分もある。セーブ後のプレイ時間が増すごとに「今は絶対死にたくない」という気持ちになる。瞬時に直近から始まれば、作業的に繰り返しプレイ出来てしまう。ゲーム的に快適になればストレスは大幅に軽減されるが、死のデメリット・恐怖も大幅に軽減されるので難しいところだ。
まだミッション5の途中ですが、今のところストーリーに惹かれるところはありません。言われた事をやらされている感じ。
このゲームにはP
layStation Cameraを使った機能があります。これらの連動要素はOFFにも出来る。
ひとつは音。PlayStation Cameraが音を拾って、その音でエイリアンにバレるという機能。隠れている時に電話がかかってきたりインターホンが鳴ったら終わりですね。
もうひとつは覗きこむ動作がプレイヤーの頭の動きに対応。これは中々面白かった。VRみたいに感覚的に覗き込める。ロッカーの隙間から右側を見たいなと思えば、頭を左に移動させれば右側の方が見えたりする。
ロッカーや物陰に隠れてドキドキし、エイリアンのルートを予測しながら意を決して進む。緊張感と恐怖は最高峰。しかし難易度は高い。IGNのレビューにも「何よりも何百回(そう、単位は百だ)理不尽な死を迎えた」と書いてありましたが、そういった死を何度も乗り越えてプレイできる人向け。ただ死ぬ事以上にセーブポイントまでの巻き戻りがツライ。難易度:Very Easyなら簡単だとは思いますが、このゲーム性で簡単になっちゃって面白いかな?というところはある。
コメント
昔セガサターンでエネミーゼロというゲームがあったが、それと同種のゲームと感じた。
そのゲームでは、エイリアンがステルスで見えない為、音声探知機と電子銃を頼りに脱出するという設定。
超難易度だったので糞ゲー評価だったが、クリアした人には未だに最高評価。
それを鑑みるとこの「エイリアン」は姿が見えるし、映像が綺麗でセーブポイントが多く、マップ情報も分かり易いので難易度は低いと感じた。
でも、エネミーゼロ続編を望んでいた俺にとって懐かしさを感じながらハマっている。
プレイ済みですが、VeryEasyならそんなに難しくないですよ(とは言え、慣れない内は死にまくるので緊張感がないというわけではない)
アクションアドベンチャーでは珍しい任意セーブ方式(チェックポイントもありますが)なので、こまめにセーブするようにすれば意外と損失は少ない
セーブポイントが長い間存在しないところで死ぬと辛いが、まぁそんなのは3,4箇所程度のものです
あとは、敵AIがランダム行動(配置場所は決まっているが、以降の動きはプレイヤー次第でまったく異なったものになる)なので、
他のステルスゲーに比べて“度胸”が役立つ場面は多いですねw
慣れるとHardでもサクサクやれるようになるので、上達を感じられるのは大きいですよー(Nightmareは色々別格なので除外)
死のデメリットが大きいから「死にたくない」という気持ちが強くなり、この生への欲求が素晴らしい恐怖とサバイバル感を生んでいるところもあります。普通のゲームなら進行するのにさほど慎重にならない場面も、このゲームでは必要以上に慎重になってしまう。突破できた時の喜びも大きい。サバイバルホラーにこだわった尖った作りだと思う。その反面、細かなチェックポイントでクイックなリトライが出来るゲームが多い中、こういうストレスの与え方が受け入れられにくいのも理解できる。
90点か60点と書きましたが、この見極めは重要だと思います。最初は60点だったのが乗り越えて90点になる可能性もありますが、自分に合わなそうだと思ったらスルーも正解だと思います。
記事を見たところトライアンドエラー前提のゲーム設計なのに直前のセーブまで戻るのはきついわ
オートセーブ機能はアプデじゃ増やせないんだろうか
すいません。
でも理不尽系は、何時間やっても前に進まなかったりして辛いんです。
ゲームにたくさん時間をかけられた頃だったら、挑戦してたと思うのですが。
簡単に見送るなあ…
興味はありましたが、かなりストレス溜まりそうなので見送ります(⌒-⌒; )
ブラボみたいなストレスは全然耐えられるんですが、やり直し系はきついです。
せいぜいサイコブレイクぐらいが限界ですね。