「メトロ2033 リダックス」ファーストインプレッション FPSアドベンチャー

昨日発売した「メトロ リダックス」。メトロ ラストライトはPS3版をプレイしていたので、メトロ2033 リダックスが楽しみで購入しました。オリジナルのメトロ2033は、あまり評価は高くなかったのですが「リダックス」は新エンジンで新構築されており北米の評価も高くなっていました。

メトロ2033 リダックス、第6章までプレイ時点での感想。

METRO2033は、シングルプレイに特化したFPSでマルチプレイはありません。シングルプレイに特化しているだけあり、アドベンチャー要素も濃くて、かなり練られたシングルプレイモードになっています。

Shadow Wariiorの感想では、敵を撃って進むだけと書きましたが、METRO2033は戦闘以外の要素も多く、移動・探索時間も長い。

駅が生き残った人達の町になっており、住民との会話や買い物が可能。

敵を倒すだけでなく、気付かれないように通り抜ける事も重要。

アウトラストのプレイ感を思い起こさせるような、怪物から隠れて進む場面もありました。

当然ながらストーリー性の濃い作品で、旅の途中で出会いと別れを繰り返す。

人間ともミュータントとも戦いますが、第6章までの感想だと、ミュータント戦はイマイチだと思いました。基本的に突進してくるのを撃つだけですので。ミュータントは微妙に硬くて弾の消費も激しく、NPCと一緒にいるときはNPCに撃ってもらえば効率が良いので、自分は逃げ回るというマヌケな絵になってます。Shadow Wariiorみたいに部位破壊でもあれば考えて撃つ面白さもでてきますが、今のところは突進してくるのを撃つだけ。とにかく突進してくるので、撃っていると目の前に死体が溜まり、それがどんどん消えていく、こういうところもいかにもテレビゲームという感じで雰囲気を損ねてしまう。

人間との戦闘は面白いです。戦うか無視するか、ステルスキルでいくか正面から撃ちあうかも自分次第。戦略性もあります。かなり光にこだわった作品で、敵のライトの動きで位置と向きを把握できたり、自分は影に潜む事で敵に見つかりにくくなる。電灯やランプを消すことができ、暗闇からステルスキルを仕掛ける事ができる。プレデターにでもなった気分。

けっこうよく死ぬゲームですが、リトライは早く(2秒～6秒)、チェックポイントも細かく設定してあるのでストレスになりません。

時間制限のあるゲームを嫌う人も多いですが、このゲームにも時間制限要素があります。外の世界は汚染されており、外に出る時はマスクを被るのですが、時間経過でフィルターが詰まって最後は窒息死するらしいです。フィルターを入手して定期的に交換する必要があります。

とはいえ、フィルターはたくさん落ちていますしキツキツの制限ではありません。窒息死する「らしい」というのもフィルターが切れたことが無いので確認できません。マスクを被る場所も限られます。ノーマル難易度でフツーにプレイしていれば、かなり時間は余る。

十二分にPS4クオリティと言えるグラフィック。1080pで高精細なゲームはいくつかありますが、それプラス60fpsとなると限られる。このゲームは高精細なグラフィックだけの見かけ倒しではなく、フレームレートも60fpsでなめらかだからスゴイ。フレームレートはおろそかにしているゲームが多いですから。高クオリティなPC版があるゲームは、PS4版も高クオリティになりやすいですね。

結局のところ「シングルプレイのFPSが好きかどうか」で決まるという元も子もない話。戦争物とは違ってアドベンチャー要素も濃く、あまり銃撃バンバンって感じでもないので、銃撃戦が好きな人には歯がゆいところがあるかも。荒廃した地上、隠れるように地下でくらす人々、こういう世界観を堪能しながら楽しみたい作品。

メタスコアは83点、ユーザースコア8.0点の良評価です。突出した高評価ってわけでもない。2作入ってDLCも全部入りなのでボリュームは文句ナシ。

追記：クリアしました。1周のプレイ時間は約8時間30分。1周だいたい8時間～10時間というところでしょうかね。マルチエンディングらしいので、情報調べて真エンド(?)を見てみるのもいいかも。

追記2：上記はメトロ2033 リダックスのクリア時間です。メトロ ラストライト リダックスもプレイ開始ましたが、PS3版で遊んだ時とは物語の印象がまったく違う。メトロ2033をやった後だと、いろんな背景が見えるので物語の面白さが1.5倍増しという感じ。1回プレイしてるから物語は楽しめないかと思っていましたが、まったくそうではなかった。