Outlast(アウトラスト)とDaylight(デイライト)、両方クリアしたのでメタスコアをチェックしてみました。
Daylightの評価が低すぎるのは驚き。たしかに、ゲームとしての出来はOutlastのほうが良かったですが、さすがに50点/5.6点とは……。
Daylightの評価が低い理由
底が浅い。これが一番大きいかと思います。最初は、めちゃくちゃ怖い。薄暗い廃墟を歩き、嫌な音だったり、引き出しが急に開いたりして驚かせたりしてくる。こういうのが単純に怖い。敵が出ないのに、歩いているだけでただただ怖い。でも底が浅いから、ゲームの仕掛けに慣れるともう何もない。同じことの繰り返し。レムナント集め、シャドー(魔女)の処理、木箱の移動など、いくつかの単調な要素をこなすのみ。
ゲームが短いという指摘もあります。おそらく平均3~4時間でクリアできるでしょう。私は、これはかまわないと思っています。 フルプライスのゲームなら問題でしょうけど、$14.99($9.59で買えた)という低価格で短時間クリアできるゲームが出てくれるのは歓迎。Outlastにしてもそうですが、水増し要素入れられて10時間も遊びたくない。
ストーリーの評価も低いですね。私は、実際のところよくわかりませんでした。焦って急いで字幕をよく読みませんでしたからね。
スマホのアイデアは良かった。薄暗いライト+マップになっているからゲームに最適。
単調なだけに遊びやすいゲームですし、安しい、クリアまでいけたし、個人的には65点くらいの評価はできる。$9.59という事を考えて評価しちゃうと75点くらいの満足度はある。触り始めの恐怖感だけで、価格分の元は取れた感じです。 ただ、ハリボテなので、それがわかっちゃうとあまり怖くない。
Outlastは
Outlastはストーリー性が濃く、良くも悪くもほぼ1本道のゲームです。
演出が素晴らしいゲーム。光と闇、そして音。この基本部分がしっかりしているから、ホラーゲームとしての雰囲気が素晴らしいものになっている。この素晴らしい舞台を移動中に、突然起こる仕掛けが怖い。
音に関しては「ヘッドフォンでプレイしてほしい」という意見が多い。これはおっしゃるとおり。音が恐怖を3倍増させる。ヘッドフォンでのプレイを推奨しない意見もあったが「子猫の絵に囲まれた明るい部屋でプレイしないと心臓が持たないよ」(GamesBeat)というジョークだった。
敵に関しては、Daylightのように1種類ということはないが種類は少ない。ゆえに単調になってくるところはある。ノーマル難易度だとゴリ押せる部分もあるし、敵自体の存在はあまり恐怖ではなかった。とはいえ、追いかけられる恐怖感から嫌な汗が出てくる。このゲームの魅力。
ストーリーと舞台は良い。NPCを絡めた進行と、メモやドキュメントで語られる物語は興味深く、怖いけど真相を知りたい、結末を見たい、という気持ちになるのでゲームプレイのモチベーションになる。喋るNPCは多いので、ただ1人で探索するだけではない。NPCの狂った感じも面白い。
ゲームクリアまでは5~7時間くらいかなと思います。これも$19.99で丁度良い。
どちらのゲームも十分に恐怖を感じることは出来ました。 しかしやはり、Outlastのほうがクオリティが高いですね。どちらか一つをオススメするなら迷うことなくOutlast。
1000円~2000円で、このレベルのゲームが買えてしまうのがコワイ。最近DEMOをプレイしたTrine 2も素晴らしかったですが、インディーズ系でこのレベル。和ゲーもガンバレ!という声をあげるのも虚しくなってくるほどの差を感じる。でも、和ゲーもガンバってほしい。
コメント
意外とストーリーがしっかりしてるんですよねデイライト。
『ヒア・ゼイ・ライ』や『レイヤーズ・オブ・フィアー』のように、薄い内容を抽象的な表現でごまかしていないぶん分かりやすい。
字幕すら読まず、美少女キャラがかわいい声でストーリーを説明してくれないと理解しようとすらしないゆとりプレイヤーが増えた昨今。
硬派(というかシンプル)な作りのゲームは見向きもされないのでしょうねw