新型デュアルショック4(CUH-ZCT2J)と旧型デュアルショック4(CUH-ZCT1J)の違い

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2016年9月15日発売のPS4 Slimと同時にデュアルショック4も新型化されていました。新型デュアルショック4(CUH-ZCT2J)を購入し、旧型との違いを調べてみました。

公式スペック

まずはプレイステーション オフィシャルサイトで公開されている製品情報を見比べます。

 

項目 旧型(CUH-ZCT1J) 新型
外形寸法 約161mm × 57mm × 100mm 約161mm × 57mm × 100mm
質量 約210g 約210g
キー・スイッチ類

PSボタン、SHAREボタン、OPTIONSボタン

方向キー(上下左右)、アクションボタン(○×△□)

L1/R1/L2/R2ボタン、

左スティック/L3ボタン、右スティック/R3ボタン

パッドボタン

PSボタン、SHAREボタン、OPTIONSボタン

方向キー(上下左右)、アクションボタン(○×△□)

L1/R1/L2/R2ボタン

左スティック/L3ボタン、右スティック/R3ボタン

パッドボタン

タッチパッド

2点検出式タッチパッド

クリック機構

静電容量方式

2点検出式タッチパッド

クリック機構

静電容量方式

モーションセンサー 6軸検出システム(3軸ジャイロ、3軸加速度) 6軸検出システム(3軸ジャイロ、3軸加速度)
その他の機能 ライトバー、振動機能、スピーカー(モノラル)内蔵 ライトバー、振動機能、スピーカー(モノラル)内蔵
主な端子

USB端子(Micro B)

拡張端子

ステレオヘッドホン/マイク端子

USB端子(Micro B)

拡張端子

ステレオヘッドホン/マイク端子

USB接続 PlayStation®4とのUSBケーブル通信に対応
有線によるボタン入力が可能
無線規格 Bluetooth® Ver2.1+EDR準拠 Bluetooth® Ver2.1+EDR準拠
バッテリー

電池種類:内蔵型リチウムイオン充電池

電圧:DC3.65V

電池容量:1000mAh

電池種類:内蔵型リチウムイオン充電池

電圧:DC3.65V

電池容量:1000mAh

 

スペック表の違いは1点のみ。新型デュアルショック4は「PlayStation®4とのUSBケーブル通信に対応 有線によるボタン入力が可能」とのこと。

有線によるボタン入力に対応

これが新型と旧型の一番大きな変更点になるかと思います。新型でUSBケーブル通信に対応したと表記されるようになったということは、旧型ではUSBケーブルでデュアルショック4とPS4本体を繋いでも、USBケーブル通信ではなく無線通信していたことになりますね。

 

USBケーブルを接続したからといってUSBケーブル通信になるわけではありません。ホーム画面の「設定」→「周辺機器」→「コントローラー」→「通信方法」から設定を変更する必要があります。

USBケーブル通信にすると、PlayStation Cameraのマイクは利用できなくなります。

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入力遅延(Inout Lag)が軽減か

イメージとして、有線接続は低遅延、無線接続は遅延が大きいというイメージがあります。今回、新型で有線によるボタン入力を可能にしたのは、入力遅延を減らすことが狙いでしょうか。

 

しかし、デュアルショック4は無線接続でも低遅延です。遅延を測定しているサイトでは+1.83msのA評価でした。ちなみに60fpsの場合、1フレームは16.6msです。

ARCADE STICK INPUT LAG – RESULTS – Teyah.net

 

無線接続時の+1.83msより低遅延になったとして、それを体感するのは難しそうです。上記のサイトで低遅延1位はUSB接続であるGuilty Gear Xrd Custom Fighter’s Padの+1.33msですので、それと同等以上になる可能性はあります。+1.83msと+1.33msの差がわかるかと言えば疑問ですし、その差がゲームに影響する場面も少ないとは思いますが、気持ち的には低遅延化されると嬉しいですし、わずかでも差があるなら意味もあるかと思います。

iPhone6のスローモーション撮影(240fps)で比較してみましたが差は感じられなかったです。1.83ms以下の差なら仕方ない。

タッチパッドにライトバー

見た目の大きな違いはタッチパッドからもライトバーが見えるということ。

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「タッチパッドにライトバーが搭載」というより「タッチパッドからライトバーが見える」ということです。タッチパッドが部分的に透明化されて奥のライトバーが見えるようになっただけ。ライトバーの光源が増えたわけではありませんので、バッテリーの消費には影響しません。

 

【追記】むしろバッテリー駆動時間は大幅に伸びていると思います。
デュアルショック4のバッテリー駆動時間を測定したら17時間39分でした – PS4ちゃんねる Pro

ツヤ消し

十字キーと×ボタンがツヤ消し加工されて色もグレーに近くなりました。十字キーと×ボタンの土台部分の丸いエリアもツヤ消し加工されています。指紋が目立ちにくなったので良い変更。画像左が新型。

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L1/L2/R1/R2もグレーっぽい色になりました。初期のデュアルショック4はL2/R2の押し込みで異音が発生するケースがあり、私も体験しましたが、今回購入した新型デュアルショック4(CUH-ZCT2J)は、とてもスムーズに押し込めます。異音もないし、擦れている感触もない。

形状は変わらず充電器も同じ

外形寸法や形状は変わっていませんので、新型も旧型も同じ充電器が使えます。私はSIEのDUALSHOCK 4 充電スタンドを使っていますが、置く時の感覚も変わりません。

 

DUALSHOCK 4 充電スタンド

DUALSHOCK 4 充電スタンド

 

 

ツヤ消し加工で指紋汚れが目立ちにくいのは良いですし、L2/R2の押し込みのスムーズさも精度が高まっているような気がします。

USBケーブル通信による低遅延化に関しては240fpsの撮影でも違いが見られないレベルです。測定サイトによると無線接続時でも入力遅延が+1.83msしかないということで、これより少し早くなっていたとして体感は難しいんじゃないかと思う。しかし、無線は遅い・有線は早いというイメージもあるので、有線接続に対応したことで納得してもらえるという意味は大きいかと思います。プラシーボ効果もあって早いと感じられたなら気分よくプレイできます。実際、USBケーブル通信にすると「なんか早くなってる気がする」という気持ちになりました。

 

旧型のデュアルショック4(CUH-ZCT1J)から買い替えるほどの差はないかと思いました。でも旧型が壊れたのなら、買い替えは新型の方が良いでしょうね。

 

現時点で新型デュアルショック4(CUH-ZCT2J)のカラーはジェット・ブラックのみですが、2016年11月10日にマグマ・レッドとウェイブ・ブルーも発売されて3色展開になります。

 

ワイヤレスコントローラー(DUALSHOCK 4) ジェット・ブラック(CUH-ZCT2J)

ワイヤレスコントローラー(DUALSHOCK 4) ジェット・ブラック(CUH-ZCT2J)

 
ワイヤレスコントローラー (DUALSHOCK 4) マグマ・レッド (CUH-ZCT2J11)

ワイヤレスコントローラー (DUALSHOCK 4) マグマ・レッド (CUH-ZCT2J11)

 
ワイヤレスコントローラー (DUALSHOCK 4) ウェイブ・ブルー (CUH-ZCT2J12)

ワイヤレスコントローラー (DUALSHOCK 4) ウェイブ・ブルー (CUH-ZCT2J12)

 

コメント

  1. Hamasukei より:

    >>ぶん投げてR2壊したマンさん
    情報ありがとうございます。
    となるとパーツはかなり違いますね。L2/R2は不具合出やすいので(私も初代で出ました)、そこが違うのは大きなポイントです。

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